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格闘技・プロレス

「あんなの見たことない!」井上尚弥の破壊力を“パッキャオの宿敵”が激賞!「パンチの正確さは上だ」

THE DIGEST編集部

2021.06.17

世界屈指のタフさで知られるドネアをも葬った井上。その拳に秘められたパワーを往年の名手が称えた。(C)Getty Images

世界屈指のタフさで知られるドネアをも葬った井上。その拳に秘められたパワーを往年の名手が称えた。(C)Getty Images

 待望のタイトルマッチを迎える“モンスター”への注目度が、日々高まっている。

 来る6月19日、ボクシングWBA&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(大橋ジム)は、ラスベガスのバージン・ホテルズ・ラスベガスで、マイケル・ダスマリナス(フィリピン)との防衛戦を戦う。昨年10月のジェイソン・モロニー(オーストラリア)戦以来となるタイトルマッチは、キャリア20戦無敗(17KO)のサムライにとっても、言うまでもなく大一番だ。
【動画】渾身のストレート炸裂! モロニーを撃破した井上尚弥のKOシーンはこちら

 下馬評では圧倒的優位の見方が強まっている。井上の勝利に太鼓判を押すメディアや識者たちは後を絶たず、元2階級制覇王者ティモシー・ブラッドリー氏(アメリカ)もそのひとりだ。

 2004年のプロデビューから2017年に現役引退をするまで、スーパーライト級とウェルター級の2階級で王座に就いた元チャンプは、あの6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)の“宿敵”としても知られる。

 そんな往年の名手が、井上が契約する米興行大手「Top Rank」のYouTubeチャンネルに出演。「周りにアピールし、存在を誇張するからといってかならずしも強いとは限らない。それこそ、私は多くを語らない選手のほうをむしろ恐れてきた。イノウエは、まさにそんな男に見えるね」と分析。さらにパッキャオとの比較論も展開した。
 
「パッキャオ以来、あれだけのスピードとパワーを持ったファイターは見たことがないね。パッキャオと初めて戦った時、飛んでくるパンチが風を切る音が聞こえたが、イノウエのパンチも同じだと、確信を持って言える」

 井上の破壊力を褒めちぎったブラッドリー氏は、さらに彼がパッキャオよりも秀でている部分をクローズアップした。

「イノウエのほうがパッキャオよりもテクニカルな選手だと思う。彼のパンチはより正確だ。正しいタイミングで、無駄のないパンチを繰り出すんだ。あれをハイレベルな争いの中でできるのだから、並外れていると言うほかない」

 日本が誇る28歳は、規格外のパワーをダスマリナス戦でも炸裂させるか。世界中の視線がその拳に注がれようとしている。

構成●THE DIGEST編集部
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