6月27日に上半期の総決算、宝塚記念(GⅠ、芝2200m)が阪神競馬場で行なわれ、単勝オッズ1.8倍の1番人気に推されたクロノジェネシス(牝5歳/栗東・斉藤崇史厩舎)が力強い末脚で抜け出して圧勝。本レース2連覇を達成するとともに、昨年の有馬記念(GⅠ、中山・芝2500m)を含め、ファン投票レースの3連勝を記録した。
2着には逃げ粘った7番人気のユニコーンライオン(牡5歳/栗東・矢作芳人厩舎)が入り、前走の大阪杯(GⅠ、阪神・芝2000m)をデビューから無敗の6連勝で制していた2番人気のレイパパレ(牝4歳/栗東・高野友和厩舎)は3着に終わり、初の敗戦を喫した。
5歳を迎えた今春。衰えるどころか、さらに力強さを増し、他馬との”格の違い”を見せつけるようなクロノジェネシスの圧勝劇だった。
スタートで内から出たユニコーンライオンとレイパパレが先頭争いを演じたが、レイパパレが引いて2番手に。5番人気のキセキ(牡7歳/栗東・辻野泰之厩舎)がそれに続き、クロノジェネシスはインの4番手という好位置を確保。3番人気に推されたカレンブーケドール(牝5歳/美浦・国枝栄厩舎)はその直後をキープし、アリストテレス(牡4歳/栗東・音無秀孝厩舎)は中団馬群でレースを進めた。
ペースは1000mの通過ラップが1分フラットと、GⅠとしてはスローな流れ。いわゆる”前残り”の競馬で、事実上、勝負は先行勢同士の争いに絞られた。
迎えた直線。逃げるユニコーンライオンが粘り込みをはかるところへ、レイパパレが競りかけ、カレンブーケドールも仕掛けていく。そこへ満を持して襲い掛かったのがクロノジェネシス。力感あふれる末脚で一気に前を行く2頭を抜き去って先頭に躍り出ると、レイパパレを差し返したユニコーンライオンに2馬身半の差をつけて圧勝を飾った。彼女が記録したレース最速の上がり時計、3ハロン34秒4は、レイパパレのそれを0秒6も上回っていた。
「まず北村ジョッキーにお礼を言いたいですね。騎手生活に怪我はつきものだから、あまり気にせずお大事に。きっとまたGⅠを勝てると思います」
2着には逃げ粘った7番人気のユニコーンライオン(牡5歳/栗東・矢作芳人厩舎)が入り、前走の大阪杯(GⅠ、阪神・芝2000m)をデビューから無敗の6連勝で制していた2番人気のレイパパレ(牝4歳/栗東・高野友和厩舎)は3着に終わり、初の敗戦を喫した。
5歳を迎えた今春。衰えるどころか、さらに力強さを増し、他馬との”格の違い”を見せつけるようなクロノジェネシスの圧勝劇だった。
スタートで内から出たユニコーンライオンとレイパパレが先頭争いを演じたが、レイパパレが引いて2番手に。5番人気のキセキ(牡7歳/栗東・辻野泰之厩舎)がそれに続き、クロノジェネシスはインの4番手という好位置を確保。3番人気に推されたカレンブーケドール(牝5歳/美浦・国枝栄厩舎)はその直後をキープし、アリストテレス(牡4歳/栗東・音無秀孝厩舎)は中団馬群でレースを進めた。
ペースは1000mの通過ラップが1分フラットと、GⅠとしてはスローな流れ。いわゆる”前残り”の競馬で、事実上、勝負は先行勢同士の争いに絞られた。
迎えた直線。逃げるユニコーンライオンが粘り込みをはかるところへ、レイパパレが競りかけ、カレンブーケドールも仕掛けていく。そこへ満を持して襲い掛かったのがクロノジェネシス。力感あふれる末脚で一気に前を行く2頭を抜き去って先頭に躍り出ると、レイパパレを差し返したユニコーンライオンに2馬身半の差をつけて圧勝を飾った。彼女が記録したレース最速の上がり時計、3ハロン34秒4は、レイパパレのそれを0秒6も上回っていた。
「まず北村ジョッキーにお礼を言いたいですね。騎手生活に怪我はつきものだから、あまり気にせずお大事に。きっとまたGⅠを勝てると思います」