新日本プロレスは７月１日、『KIZUNA ROAD』東京・後楽園ホール大会を開催。第３～メインの５試合では、チャンピオンチームCHAOSの後藤洋央紀＆石井智宏＆YOSHI-HASHIに、天山広吉＆小島聡＆永田裕志の第三世代トリオが挑戦する、シングル３番勝負が行なわれた。

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　まず、第３試合にラインナップされたYOSHI-HASHIと天山の対決では、YOSHI-HASHIの切り裂くような逆水平チョップに対し、天山が真モンゴリアンチョップで対抗していく。終盤では、天山が大技ダイビングヘッドバットを繰り出したものの、YOSHI-HASHIは寸前で回避。そこからたたみかけ、天山をバタフライロックで捕獲する。

　天山は立ち上がって切り抜けようとするも、YOSHI-HASHIが必死に締め上げると、たまらずギブアップ。まずはYOSHI-HASHIが天山超えを果たし、見事先勝を飾った。

　続く第４試合は後藤と小島の対戦だ。後藤は小島の場外でのラリアットを鉄柱に誤爆させ、そこから腕殺しを展開。一方で、小島はパワフルな攻撃で真っ向から応戦する。

　終盤に後藤は裏GTRの連発で追い込むが、小島はカウント2で返していくと、ラリアットを連発。後藤が続けざまにかわすも、三発目が豪快にヒットする。小島が剛腕でカウント３を奪取し、戦績は１勝１敗の五分になり、勝負はメインへと移った。
  　残るは遺恨が深まっている石井と永田の一騎打ち。両者ともに序盤からゴツゴツした打撃戦が展開された。

　永田の胸は赤黒く変色し、石井の口からは出血が見られる。意地と意地をぶつけ合う中、永田は大☆中西ジャーマン、サンダーデスドライバーを炸裂。とどめのバックドロップを狙うも、これを石井は回避し、続くエクスプロイダーも切り抜けた。

　そこから石井は、強引に垂直落下式ブレーンバスターで永田をマットに叩き込み、カウント３で決着。タイトルマッチの前哨戦となったシングル３番勝負はチャンピオンチームのCHAOSが２勝１敗で勝ち越している。

　バックステージで天山は、インタビュースペースに向かいながら「マジか、ふざけんな、このアホ！」と叫ぶと、報道陣に向き直って次のように強がった。

「YOSHI-HASHIよ、今日あったこと、全部ひっくり返してやるから。バカタレが！このまま終わらんぞ、オイ。えぇ！？１対１（では）、俺の負けかもしれんけど、明日や明日。明日、テンコジそして永田！３人が組んだら、お前ら一発やからな！覚悟しとけよ、一発で獲ったるよ！俺が、俺が YOSHI-HASHI、ぶちのめしたるよ。よく見とけよ。ふざけやがって！」