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格闘技・プロレス

「本当に恐ろしい…」マクレガー、“自爆”で足がグニャグニャに。因縁のポワリエ戦で起きた衝撃結末に米記者も愕然

THE DIGEST編集部

2021.07.11

担架で運び出されるマクレガー。その表情はショックとポワリエへの闘争心が入り混じっているように見えた。(C)Getty Images

担架で運び出されるマクレガー。その表情はショックとポワリエへの闘争心が入り混じっているように見えた。(C)Getty Images

 世界から注目を集めたビッグマッチは、衝撃的な結末となった。

 現地時間7月10日、アメリカ最大の総合格闘技団体『UFC』は、ラスベガスにあるT-Mobileアリーナで「UFC264」を開催。大注目のメインカードで行なわれたライト級マッチでは、ダスティン・ポワリエ(アメリカ)と、コナー・マクレガー(アイルランド)が通算3度目の対戦に臨んだ。

 元UFC二階級同時王者マクレガーが、今年1月に屈辱の敗戦を喫していたポワリエに約半年ぶりに挑んだ一戦は大きな注目を集めていたが、わずか1ラウンドで決着する。

 1ラウンド目の終了間際だった。ケージに押し込まれて相手の肘打ちの連打を浴びたマクレガーはフラフラになりながらも立ち上がったのだが、左ストレートを放った拍子に踏ん張っていた左足のスネがグニャリと曲がってしまったのだ。

 元王者の足首付近はあらぬ方向へと曲がってしまったため、レフェリーが試合をストップ。そのまま、再開不可能となって、ポワリエがTKO勝ちを収めたのだった。
 
 試合後、「あいつのカーフを蹴ったときに感触があった。そこでヒビでも入り、最後の動きで折れたと思う」と分析したポワリエに、“自爆”したマクレガーは「この試合はまだ終わってない、終わらせない。おい! 悔しかったら今すぐ殴ってみろ」と吠えたが、その身体がすでに戦えない状態にあるのは火を見るよりも明らかだった。

 当然、このショッキングな光景は現地メディアも騒然とさせた。アメリカ人記者のアリエル・ヘルワニ氏は「なんてことだ。リプレイではマクレガーは自分で下がった時に折れているように見える。恐ろしい、本当に恐ろしい。公式にはポワリエが勝ったが、残念な結末だった」とツイート。さらマイク・コッピンジャー記者も、自身のツイッターで次のように発信している。

「あぁ……。コナー・マクレガーの左足首は完全に折れてしまった。素晴らしい展開だっただけに、これはひどい決着だ」

 オクタゴン(UFCが使用する五角形のリング)で悶絶しながらも、「あいつは女々しいやつだ。勝利を盗んだのさ。クソッ」と悪態をついたマクレガー。その言動から闘争心は消えていないと見られるだけに、復帰に向けた動向に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部
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