チームスポーツであるバレーボールにおいて、あえて「個」を主張する。今季、男子バレー日本代表で新主将となった石川祐希は事あるごとに「個人技で勝てるチームになりたい」と掲げてきた。
チーム力や、つながりを重視するバレーボールにおいて、なぜ石川は「個」を重んじるのか。それは自身がイタリアで重ねた経験に他ならない。
「個」とは言ってもスタンドプレーに走るのではなく、決めるべき時にベストサーブを打ち、そのサーブを受ける能力。さらにはトスにして、打ち切る能力だ。流れで見れば連動しているプレーではあるが、その一つひとつの精度が高くなければ世界を相手に戦うことはできない。イタリアのセリエAで戦う石川の実体験でもある。
大学時代からイタリアへ渡って以来、日本代表でもさまざまな大会に出場し、様々な経験を重ねた。世界最高峰のセリエAには各国の代表選手のなかでも、主将を務めたり、エースであったり、まさに世界の主役と言うべき選手が多く在籍する。
サッカーと同様に、それぞれのクラブには地元の熱狂的なサポーターがいる。傑出したパフォーマンスには惜しみない拍手が送られる一方で、チームの戦力にならないと見られれば容赦ないブーイングが飛ぶ。そういう舞台だ。
そのなかでいかに自身のベストパフォーマンスを発揮できるのか。それこそプレーオフや優勝決定戦などプレッシャーのかかるシーンを制してきた選手たちは、常にどんな時でもそれぞれのベストを発揮し、結果としてチームに力が還元される。そんな強者たちの姿を目の当たりにし、石川もプレーはもちろんだが精神面、リーダーとしても年々進化している。
実際、2017年に日本代表に就任した中垣内祐一監督も、「日本の中心選手としてプレーで引っ張るのはもちろん、リーダーシップにも期待する」と公言してきた。
18年の世界選手権や19年のワールドカップ、数々の経験を重ね、特に4位と躍進を遂げたワールドカップではチームの柱として勝利に貢献。この大会で鮮烈な印象を残した西田有志も事あるごとに石川の存在の大きさを口にし、若い選手にとって石川はまさに最も近くにいる追うべき存在と言っても過言ではない。
チーム力や、つながりを重視するバレーボールにおいて、なぜ石川は「個」を重んじるのか。それは自身がイタリアで重ねた経験に他ならない。
「個」とは言ってもスタンドプレーに走るのではなく、決めるべき時にベストサーブを打ち、そのサーブを受ける能力。さらにはトスにして、打ち切る能力だ。流れで見れば連動しているプレーではあるが、その一つひとつの精度が高くなければ世界を相手に戦うことはできない。イタリアのセリエAで戦う石川の実体験でもある。
大学時代からイタリアへ渡って以来、日本代表でもさまざまな大会に出場し、様々な経験を重ねた。世界最高峰のセリエAには各国の代表選手のなかでも、主将を務めたり、エースであったり、まさに世界の主役と言うべき選手が多く在籍する。
サッカーと同様に、それぞれのクラブには地元の熱狂的なサポーターがいる。傑出したパフォーマンスには惜しみない拍手が送られる一方で、チームの戦力にならないと見られれば容赦ないブーイングが飛ぶ。そういう舞台だ。
そのなかでいかに自身のベストパフォーマンスを発揮できるのか。それこそプレーオフや優勝決定戦などプレッシャーのかかるシーンを制してきた選手たちは、常にどんな時でもそれぞれのベストを発揮し、結果としてチームに力が還元される。そんな強者たちの姿を目の当たりにし、石川もプレーはもちろんだが精神面、リーダーとしても年々進化している。
実際、2017年に日本代表に就任した中垣内祐一監督も、「日本の中心選手としてプレーで引っ張るのはもちろん、リーダーシップにも期待する」と公言してきた。
18年の世界選手権や19年のワールドカップ、数々の経験を重ね、特に4位と躍進を遂げたワールドカップではチームの柱として勝利に貢献。この大会で鮮烈な印象を残した西田有志も事あるごとに石川の存在の大きさを口にし、若い選手にとって石川はまさに最も近くにいる追うべき存在と言っても過言ではない。