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「兄妹が日本武道館で夢を実現した」阿部詩と一二三、同日金メダルの快挙を仏メディアも祝福!【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.25

金メダルを持って笑顔の阿部詩(左)と阿部一二三(右)。(C)Getty Imaes

 7月25日に行なわれた女子柔道の52キロ級で阿部詩(日体大)が金メダルを獲得。その後に男子柔道66キロ級で兄の阿部一二三(パーク24)が同じ色のメダルを手にした。史上初となる兄妹での同日金メダルの快挙を、フランスの『Le Parisian』が熱く報じている。

「23歳と21歳の2人の若い柔道家、阿部詩と阿部一二三は、日曜日に日本武道館で夢を実現した。阿部一二三は『2021年、東京オリンピックでは兄妹で2つの金メダルを獲得する』とSNSで発信。その約束は守られた。日本武道館で詩の後に一二三がオリンピックチャンピオンになった」と、強い意志を持って臨んでいたことにも触れている。
 
 続けて「2度の世界チャンピオンに輝いている阿部詩は、52キロ級決勝で延長戦の末にフランスのアマンディーヌ・ブシャールを圧倒した。彼女は自分の成功を祝う暇もなく、3歳年上の兄が自分と同じ金色のメダルを手にするのを見ようと、近い場所で足を踏み鳴らしてメダルを待つ姿が見られた」と、その時の状況を詳しく説明。

「知る限り、2人の兄弟が同じ日に、同じ種目で、2つのオリンピックの金メダルを獲得したのは初めてのこと」と、史上初の快挙であることを祝福している。

構成●THE DIGEST編集部

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