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「日本全国に誇りを送り届けた」女子400mメドレーで金メダルの大橋悠依に各国メディアが賛辞!「ひこにゃん」靴下への言及も

THE DIGEST編集部

2021.07.26

女子400mメドレーで日本初の金メダルを獲得した大橋は、メダル授与後に最高の笑顔を見せた。(C)Getty Images

女子400mメドレーで日本初の金メダルを獲得した大橋は、メダル授与後に最高の笑顔を見せた。(C)Getty Images

 7月25日、東京オリンピックの競泳女子400メートル個人メドレー決勝が行なわれ、大橋悠依が4分32秒08で優勝、競泳陣では今大会初の金メダルを獲得した。

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 最初のバタフライは前日の予選タイムよりも遅いスローペースとなったが、得意の背泳ぎで2位に浮上し、苦手の平泳ぎでトップに。300メートルのターンでは2位に1秒99の大差をつけ、自由形では追い上げられたものの逃げ切って、同種目では日本人初の金メダルという快挙を成し遂げた。

 膝の故障や貧血に苦しみ、一時は引退も考えるなど、紆余曲折を経て世界の頂点に辿り着いた25歳は、「自分が金メダルを取れるなんて本当に思っていなかった。まだ夢みたい。ここまで来るのに、いろんなことがあった。ダメダメな時期もあって暗くなってしまい、ずっとひとりでいるようなこともあった。周りの先生やチームメートが声をかけ続けてくれた。みんなのお陰で取れたメダル」と、喜びと驚きと感謝の気持ちを表わした。

 この日本人選手の勝利を世界のメディアも報じ、米国のスポーツ専門チャンネル『ESPN』は「目も眩むような平泳ぎで最初にゴールした」と報じた他、「男子メドレー決勝でセトが決勝進出を逃した前夜の失望を、彼女のパフォーマンスで埋め合わせした」とも綴っている。また、英国の日刊紙『Daily Mail』は「日本の有力な大橋がトップをひた走って素晴らしい金メダルを獲得。ユイは競泳で最初の金メダリストとなった」と伝えた。
 
 一方、アジアを網羅するシンガポールの放送局『CNA』は、前回リオデジャネイロ大会の勝者であり、世界記録保持者でもあるハンガリーのカティンカ・ホッスーを下したことに注目。「日本の大橋がハンガリーの『アイアンレディ』の連勝を阻止」「5位に終わったホッスーを、タイムでは3.9秒も上回った」と綴ると、ハンガリーの日刊紙『MAGYAR HIRLAP』は「第2泳法の平泳ぎで大橋はホッスーとのポジションを逆転させ、その後は引き離した」と報じている。

 専門メディアの『Swimming World』は「日曜日の朝、大橋は東京アクアティクスセンターから日本全国に誇りを送り届けた」と彼女を称賛し、この種目での日本人選手のメダル獲得が2000年シドニー大会の田島寧子(銀メダル)以来であること、明らかな才能の持ち主でありながら、怪我などで長く厳しい道のりを歩んだ末に歴史に名を刻んだことを紹介した。

 また、大橋のパーソナルな部分にも言及し、「滋賀県彦根市出身の彼女は、同市のマスコットである『ひこにゃん』という“魔法の白猫”の柄入り靴下を愛用している」とも綴っている。

構成●THE DIGEST編集部

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