７月26日、日本武道館で行なわれた東京オリンピック柔道で男子73キロ級を制し、五輪２大会連続での金メダルを獲得した大野将平（旭化成）。同階級における絶対王者の貫禄勝ちに、国内のみならず海外のメディアも注目を寄せている。

　欧州メディアの『EURO Sport』は「ショウヘイ・オオノがまたやってのけた！」と称賛。さらに五輪２連覇という偉業に「彼は柔道の天才だ」と評して、「日本柔道界で最大のスターの1人であるオオノが新しいタイトルを獲得した」と記した。

　またベルギーメディアの『sporza』も大野について「73キロ級で無敵の強さを誇る」と紹介。「（相手の）シャフダトゥアシビリとの長くエキサイティングな決勝戦を制した」と報じている。
  　表彰式後のインタビューで今大会の感想を問われ、前回金メダルを獲得したリオデジャネイロ五輪以降、５年間の辛く苦しい時間を振り返りながら、「この大会は自分が何者なのかを確かめるために、証明するために戦った」と明かした大野。今後の日本柔道界を背負っていくであろう次世代たちに向けては、「子どもたちに何か勇気を与えられたなら嬉しく思います」と語っている。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】大野将平が五輪連覇！柔道日本勢７人目の快挙達成までの死闘を激選ショットで振り返る！