７月27日に行なわれた卓球競技の女子シングルス３回戦に、前日の混合ダブルスで金メダルに輝いた伊藤美誠が登場。第３シードで大会に臨む日本の若きエースは、序盤に苦しみながらもポルトガル代表のフー・ユを４－１で破り、順当に４回戦へと駒を進めた。

　前日にフルセットの死闘を戦った疲れが出たか、第１ゲームの伊藤は中盤までリードを許す低調な立ち上がり。11－９で何とか接戦を制したものの、第２ゲームも開始から相手に５連続ポイントを奪われ、５－11と大差で落としてしまう。
  　しかし徐々にエンジンがかかり始めた伊藤は、第３ゲームを11－５で取ると、その後も11－４、11－５と相手を一切寄せ付けず。“王者”の貫録を見せ、二冠に向けて好発進を切った。

　試合を振り返った伊藤は「金メダルを取ってから、昨日のインタビューを受けていたうちにしっかり切り替えていたので、いい準備ができましたし、たくさん休養できたわけではないですけど、気持ちの部分ではしっかり切り替えできたので、シングルスに集中できていると思います」とコメント。また、前日からの疲れについては「結構元気です。これだけたくさん練習してきたので体力はあるので、自信があります」と話し、次戦に向けて力強く語った。

構成●THE DIGEST編集部

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