東京五輪5日目となった7月27日、卓球男子シングルスの4回戦に臨んだ日本の張本智和は、スロベニア代表のダルコ・ヨルジッチと激突。しかしゲームカウント3-4とフルセットの末に敗れ、ベスト8入りはならなかった。
序盤から張本は今ひとつリズムに乗り切れず、第1~3ゲームはすべて中盤まで相手にリードを許す展開に。そのなかで第1ゲームはこそ12-10で競り合いを制すも、逆に第2ゲームは9-11と接戦を落とし、第3ゲームに至っては3-11と一方的にやられてしまう。
何とか復調したい張本だが、第4ゲームも1-4と劣勢に立たされると、倉嶋洋介監督はたまらずタイムアウト。気持ちを整理した日本のエースはデュースの末に12-10で勝ち切り、ゲームカウントを2-2のタイに戻す。続く第5ゲームは11-8で取ったものの、第6ゲームは一時リードしながらも7-11とひっくり返され、勝負は第7ゲームへともつれ込んだ。
迎えた大一番は互いにポイントを奪い合う互角の攻防戦のなか、最後は7-11で敗戦。日本のエースは4回戦で姿を消すこととなった。
試合を振り返った張本は「自分と同じバックハンドの強い選手で、五分五分かなと思ったんですけど、今日は相手のバックハンドの方が威力があって、そこで主導権を握れなかったので、フォアハンドでも自信を持って打てなかったなと思います。4ゲーム目のタイムアウトから流れは変わったんですけど、6ゲーム目に1、2本リードしながら取り切れなかったのが、7ゲーム目は厳しいなとは感じていたので、自分の流れのうちに勝ちたかったなというのはありました」とコメント。
試合日程の急な変更や、前の試合で右手中指を痛めたことによる影響について問われると「試合中は右手は痛くなかったですし、昨日は乗り越えたので、今日ヨルジッチ選手との1対1の勝負で相手の方が上だったなと感じます」と話した。
初のオリンピックの感想は「楽しくも怖かったなと。もちろん夢の舞台ですし、楽しさはあったんですけど、普段の思い切ったプレーができなかった。負ける時はいつもそうなので。でも後悔ってのはそこまでなくて、今やれることを出し切れないなかでも出し切った。本当に相手が強かったです」とコメント。
最後に団体戦に向けては「自分が(卓球の)日本選手団で初めて負けてしまったので、この借りは団体で返したいです」と、シングルスの雪辱を果たすことを誓った。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】卓球界の若きエース、張本智和フォトギャラリー!
序盤から張本は今ひとつリズムに乗り切れず、第1~3ゲームはすべて中盤まで相手にリードを許す展開に。そのなかで第1ゲームはこそ12-10で競り合いを制すも、逆に第2ゲームは9-11と接戦を落とし、第3ゲームに至っては3-11と一方的にやられてしまう。
何とか復調したい張本だが、第4ゲームも1-4と劣勢に立たされると、倉嶋洋介監督はたまらずタイムアウト。気持ちを整理した日本のエースはデュースの末に12-10で勝ち切り、ゲームカウントを2-2のタイに戻す。続く第5ゲームは11-8で取ったものの、第6ゲームは一時リードしながらも7-11とひっくり返され、勝負は第7ゲームへともつれ込んだ。
迎えた大一番は互いにポイントを奪い合う互角の攻防戦のなか、最後は7-11で敗戦。日本のエースは4回戦で姿を消すこととなった。
試合を振り返った張本は「自分と同じバックハンドの強い選手で、五分五分かなと思ったんですけど、今日は相手のバックハンドの方が威力があって、そこで主導権を握れなかったので、フォアハンドでも自信を持って打てなかったなと思います。4ゲーム目のタイムアウトから流れは変わったんですけど、6ゲーム目に1、2本リードしながら取り切れなかったのが、7ゲーム目は厳しいなとは感じていたので、自分の流れのうちに勝ちたかったなというのはありました」とコメント。
試合日程の急な変更や、前の試合で右手中指を痛めたことによる影響について問われると「試合中は右手は痛くなかったですし、昨日は乗り越えたので、今日ヨルジッチ選手との1対1の勝負で相手の方が上だったなと感じます」と話した。
初のオリンピックの感想は「楽しくも怖かったなと。もちろん夢の舞台ですし、楽しさはあったんですけど、普段の思い切ったプレーができなかった。負ける時はいつもそうなので。でも後悔ってのはそこまでなくて、今やれることを出し切れないなかでも出し切った。本当に相手が強かったです」とコメント。
最後に団体戦に向けては「自分が(卓球の)日本選手団で初めて負けてしまったので、この借りは団体で返したいです」と、シングルスの雪辱を果たすことを誓った。
構成●THE DIGEST編集部
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