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「日本柔道の金メダルラッシュが加速」永瀬貴規の粘りの戴冠に海外メディアの賛辞続く【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.28

モラエイを破って金メダルを決めた永瀬。ケガを乗り越え、ノーシードから頂点に立った。(C)Getty Imaes

モラエイを破って金メダルを決めた永瀬。ケガを乗り越え、ノーシードから頂点に立った。(C)Getty Imaes

 7月27日、日本武道館にて行なわれた東京オリンピック柔道で、男子81キロ級の永瀬貴規(旭化成)が決勝でサイード・モラエイ(モンゴル)と対戦。延長戦の末に2016年のリオデジャネイロ五輪の銅メダルを超える、金メダルを獲得した。

 強い思いで金メダルを目指す2人の戦いは、お互いに一歩も譲らず延長戦へと突入。相手の一瞬の隙を見逃さなかった永瀬が足車で技ありを取り、悲願のオリンピックチャンピオンに輝いた。

 我慢の柔道を強いられながらも表彰台の頂点に立った永瀬に、海外メディアからも続々と賛辞が送られている。

 台湾の大手ニュースメディア『中央通信社』は「日本の柔道家、永瀬貴規は東京オリンピックの男子81キロ級でモンゴルのモウラを破り、自国の大会で5個目の金メダルを獲得した」と報じた上で、「日本は2004年のアテネ大会において柔道だけで金メダルを8個獲得した記録に一歩近付いた」と日本柔道の強さを高く評価した。
 
 シンガポールの全国紙『THE STRAITS TIMES』は「オリンピック、ナガセが柔道で金メダルを獲得、日本のメダルラッシュが続く」という見出しで、初めに「27歳のナガセは、内股を得意とするが、足車を使ってモラエイを畳の上に投げ落とし、延長戦の末に技ありで勝利を収めた」と決勝戦の内容に言及。

 最後に同紙は、「日本の柔道家によるゴールドメダルラッシュを加速させた」とノーシードで5試合を戦い抜いた永瀬を称賛した。

 4日連続で金メダリストが誕生している日本男子柔道。まだまだこの先もメダル獲得を期待したい。

文●中村光佑

【PHOTO】延長戦に縺れる激戦を制する!柔道男子81キロ級で金メダルを獲得した永瀬貴規!

 

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