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男子柔道90キロ級で向翔一郎が3回戦敗退の波乱。微妙な判定に「これがオリンピックです」と悔しさも【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.28

3回戦でまさかの敗退となった向翔一郎。男子柔道の連続金メダルは途切れることに。(C)Getty Imaes

3回戦でまさかの敗退となった向翔一郎。男子柔道の連続金メダルは途切れることに。(C)Getty Imaes

 7月28日、日本武道館で行なわれた東京オリンピック柔道で、男子90キロ級の向翔一郎(ALSOK)が3回戦で敗れ、初日から続いていた男子の金メダル独占はついえることとなった。

 向は2回戦でレミ・フェイレット(モーリシャス)から背負い投げで技ありを2つ奪い、合わせ技1本で勝利した。しかしクリスティアン・トート(ハンガリー)との3回戦では決め手を欠き、延長戦に突入。引き込みにいったところに相手の大内刈りを受け、ビデオ判定の結果、1本負けを喫した。

 試合後のインタビューで「自分の本能のままに柔道ができたということは、すごい楽しかった」と、自らを納得させるかのように語った向。

 しかし微妙な判定に話を向けられると「仕方ないです。あれがあるかないかは審判が決めることですし、審判があると言ったらあるのが試合ですから。これがオリンピックです」と悔しさをにじませた。
 
 続けて「こういうコロナ禍の中でオリンピックを開催いただいて、本当にありがたい。ボランティアの方々にも協力していただいて、メダルを見せてあげたかったんですけど、これが勝負の世界なので」と無念の思いを語った。

 力を出し切れなかった向だが、これで終わりではなく、まだ団体戦を残している。最後には「個人戦で負けたことを引きずってチームの足を引っ張らないように、切り替えて、日本のためにしっかり最後までやりきろうと思います」と雪辱を誓っていた。

構成●THE DIGEST編集部

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