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石川佳純の準々決勝敗退に中国でもショックの声。SNS上で「イシカワ敗退」が一時トレンドに【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.28

なかなか調子が上がらずに準々決勝で敗れた石川。悲願のシングルスメダルには届かなかった。(C)Getty Images

なかなか調子が上がらずに準々決勝で敗れた石川。悲願のシングルスメダルには届かなかった。(C)Getty Images

 卓球女子シングルスは7月28日に準々決勝が行なわれ、世界ランク10位の石川佳純は、同47位のユー・モンユ(シンガポール)と対戦し、ゲームカウント1−4で敗れた。過去2回の五輪では届かなかった悲願のシングルスのメダルには今回も及ばず、ベスト8という結果に終わった。

 第1ゲームを奪って好スタートを切った石川だったが、その後は相手にペースを握られる苦しい展開。一時逆転するなど粘りを見せた第3ゲームをデュースで落とすと、第4ゲームも後半の5連続ポイントで押し切られた。そして第5ゲームはまさかの10連続ポイントを喫し、内容的にもショッキングな敗戦となった。

 中国でも知名度の高い石川だけあって、中国メディアもこの結果を大きく報じている。

 スポーツサイト『捜狐体育』は、「日本卓球に大打撃!」と見出しを打ち、「東京五輪に向けて日本代表団は卓球に大きな希望を持っており、先日は混合ダブルスで金メダルを勝ち取っていた。しかし、日本女子卓球は大きなショックに苦しんでいる」と衝撃の大きさを伝えている。
 
 また、全国紙『新浪体育』は最終ゲームを振り返り、「間違いなく最も屈辱的だったのは、最後だ。ゲームは0-10で始まり、2-11で終わった。技術的、戦術的なミスだけでなく、精神的にも不安定だった」と綴った。

 そして同メディアは、石川が中国と関わりの深い選手であることから、中国国内でもその敗退が話題になっていることを伝えている。

「フクハラに続いてイシカワも中国語が流暢で、中国のファンから愛されている。彼女の現在のコーチは中国出身の邱建新で、彼らは中国語でコミュニケーションをとっている。試合後には中国のSNS上で、イシカワ敗退が一時トレンドワードになっていた。ネット上では多くの人が、残念な気持ちやイシカワへの励ましのメッセージを投稿した。イシカワがホームで先に進めないのは残念だ」

 試合後には「満足のいくような結果では全然ない」と口にし、悔しさを滲ませた石川だが、まだ団体戦が残っている。各国のファンからの温かい言葉を味方につけて、なんとか切り替えて次に向かいたいところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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