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バレーボール

健闘した男子日本代表を対戦国イタリアの実況が称賛!石川祐希は「極上のテクニック!」、西田有志には「なんというジャンプ力とパワー」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.29

イタリア戦では両チーム最多タイの22得点をマークした主将の石川。(C)Getty Images

イタリア戦では両チーム最多タイの22得点をマークした主将の石川。(C)Getty Images

 男子バレーボール日本代表のパフォーマンスに、対戦国イタリアで称賛と驚きの声が上がっている。

 日本代表は7月28日に行なわれた予選ラウンドA組第3戦で、決勝ラウンド進出へ向け黄色信号が点灯したイタリア代表と対戦。司令塔のシモーネ・ジャンネリが怪我をおして出場するなど本気モードのリオ五輪銀メダリストを相手にセットカウント3-1で初黒星を喫した。

 敗れた日本代表だが、イタリア国内の中継を担当した実況解説者はこの試合で最多22得点をマークした主将を務めるアウトサイドヒッター、石川祐希のテクニックを絶賛。ライン際やスペースを狙った精密な打球が決まる度に、「お見事!」「極上のテクニック」「惚れ惚れする」と連呼した。

 オポジットの西田有志が放った両チーム最速となる時速124kmのサーブや豪快なスパイクには、「マンマ・ミーア」「これは脅威だ」「なんというジャンプ力とパワー」と、感嘆の声をあげていた。さらに同代表の選手までもがその破壊力に度肝を抜かれ、目を丸くする表情がテレビ画面に映し出されていた。
 
 同国バレーボール協会は公式HP上で、第3セットを逆転で奪取して自国代表をヒヤリとさせた日本代表のパフォーマンスを「決して諦めずに逆境に立ち向かう様子は日本バレーの神髄だ」と称している。

 予選敗退の危機に直面していたイタリア代表のジャンロレンツォ・ブレンジニ監督は試合後のインタビューで、「日本代表は全力で劣勢をくつがえそうとしてくるチーム。(3セット目を取られた後)不安に支配されず落ち着いて試合を続けることが出来て良かった」と胸をなでおろし、日本代表の反撃で形勢が変わる可能性があったことを明かした。

 混戦模様のA組で2位につける日本代表の次戦の相手は、同組1位で優勝候補に名前が挙がるポーランドだ。強豪が認めるポテンシャルで予選の残り2試合を乗り切り、難関の決勝ラウンド進出へ向け前進できるか、“龍神NIPPON”の奮闘に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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