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「得意の寝技で勝ててよかった!」女子柔道78キロ級・浜田尚里が同階級17年ぶりの金メダル!【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.29

最大のライバルを倒して見事金メダルを手にした浜田尚里。(C)Getty Images

 7月29日、日本武道館にて行なわれた東京オリンピック柔道で、女子78キロ級の浜田尚里(自衛隊体育学校)が決勝戦で世界ランク1位のマドレーヌ・マロンガ(フランス)と対戦。得意の寝技で勝利して金メダルを獲得した。

 日本女子柔道史上最年長出場(30歳10カ月)の浜田は、柔道と並行してロシア格闘技のサンボもこなし14年の世界選手権では80キロ級で優勝した実力者。その寝技は世界最強とも言われ、今大会でも最終的に4試合全て寝技で勝利するなどまさに「寝技の女王」にふさわしい戦いぶりを披露した。

 試合を終えた浜田は「絶対に金メダルを取りたいという気持ちでやってきたので優勝できてよかったです」と語り、「一戦一戦に集中して戦おうと思った」と勝因を口にした。
 
 2019年世界選手決勝で敗れているマロンガは、浜田にとって最大のライバルともいえる存在。その最強の相手にオリンピックという大舞台リベンジを果たした。

「いつも負けていた相手なので、同じやられ方をしないようにとしました。得意の寝技で勝ててよかったです」と最後は笑顔を見せた。78キロ級での金メダルは、04年アテネ五輪で阿武教子さんが獲得して以来の快挙となった。

 これで日本女子柔道の金メダルは、52キロ級の阿部詩、70キロ級の新井千鶴に続く3個目。明日30日には個人戦最後となる、女子78キロ超級と男子100キロ超級が行なわれる。日本チームのさらなるメダル獲得に期待がかかる。

構成●THE DIGEST編集部

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