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「まだ実感はないが、最高です!」ウルフ・アロン、井上康生監督以来の柔道100キロ級金メダルに感無量【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.29

ウルフ・アロンが頂点に立ったことで、日本が柔道男子の5階級を制した。(C)Getty Images

ウルフ・アロンが頂点に立ったことで、日本が柔道男子の5階級を制した。(C)Getty Images

 7月29日、日本武道館にて行なわれた東京オリンピック柔道で、男子100キロ級のウルフ・アロン(了徳寺大学職)が決勝でチョ・グハム(韓国)と対戦。延長戦の末に一本を決めて、五輪初出場にして金メダルを獲得した。

 ウルフ・アロンは直前の準決勝で、世界ランク1位のバルラム・リパルテリアニ(ジョージア)に対し、大内刈りで技ありを奪い、その後は相手の攻撃に耐えて決勝に進出した。

 ウルフは17年世界選手権覇者で、チョは18年の優勝者である。ウルフはチョを最も警戒しており、チョの対策は万全にしてきていた。その成果を存分に発揮し、延長戦に入り、大内刈りで一本を決めた。

 勝った瞬間にはガッツポーズをして喜びを表現したウルフ。試合後のインタビューでは、「僕の持ち味は泥臭い柔道なので、最後まで貫いて勝つことができて良かったです」と喜んだ。
 
  負けたことがあるチョとの対戦だったことについては、「練習量では誰にも負けない自信があったので、接戦になればなるほど僕自身の持ち味が出てくると信じて戦いました」。

 男子100キロ級では、現在の男子日本代表の井上康生監督がシドニー五輪で金メダルを獲得して以来となるため、「井上先生が取ってから20年間金メダルがない階級だったので、僕自身が取り戻してやろうという気持ちで戦いました。まだ実感はないですが、最高です」。

 女子柔道78キロ級の浜田尚里に続く金メダルとなり、今日は柔道で2つの金メダルを獲得した。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】ウルフ・アロンが9分半の死闘を一本勝ちで制し、金メダル!井上康生以来5大会ぶりの快挙!

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