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「柔道で日本に勝つことを目指していたが」韓国紙がウルフ対チョの激闘を振り返る。韓国選手の「優雅なスポーツマンシップ」も強調【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.29

日本にシドニー五輪以来となる男子100キロ級の金メダルをもたらしたウルフ(左)と対戦相手のチョ(右)。(C)Getty Imaes

日本にシドニー五輪以来となる男子100キロ級の金メダルをもたらしたウルフ(左)と対戦相手のチョ(右)。(C)Getty Imaes

 7月29日、日本武道館にて行なわれた東京オリンピック柔道で、男子100キロ級のウルフ・アロン(了徳寺大学職)が決勝でチョ・グハム(韓国)と対戦。延長戦の末に一本を決めて、五輪初出場にして金メダルを獲得した。

 この10分近くの激闘は、相手国の韓国『中央日報(英語版)』でも大きく取り上げられ、「韓国の柔道家であるチョ・グハムは、木曜の男子100キロ級決勝で日本のアロン・ウルフとの過酷な戦いに敗れた」と報じられている。

 同紙によれば、今回の韓国の柔道チームは「柔道で日本に勝つこと目標にしていた」というが、銀メダルという結果に終わった。それでも、「ウルフが金メダルを獲得したかもしれないが、世界ランキング6位の選手(チョ)がここまで勝ち上がったことには、誇りを持つべきだろう」と母国選手の健闘を称えている。
 
 一方、『コリアンタイムズ』では、敗れたチョのコメントも紹介。「自信はあったが相手が強かった」と明かしたチョは、「日本の選手と金メダルを争うことに意義を感じた。何度かチャンスはあったが生かせなかった」と熱戦の末の敗北を悔やんでいるようだ。

 さらに同紙は、試合後にウルフの腕を持ち上げて対戦相手を祝福したチョの行動に注目。「優雅なスポーツマンシップを示した」と賛辞を送っている。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】ウルフ・アロンが9分半の死闘を一本勝ちで制し、金メダル!井上康生以来5大会ぶりの快挙!

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