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「僅か100分の5秒足りなかった」“タッチの差”でメダルを逃した瀬戸大也に米紙注目「再び残念な結果に」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.30

同級生で盟友の萩野とともに決勝に出場した瀬戸は4位で競技を終えた。(C)Getty Images

同級生で盟友の萩野とともに決勝に出場した瀬戸は4位で競技を終えた。(C)Getty Images

 7月30日に行なわれた東京五輪の競泳男子200m個人メドレー決勝に、日本から出場した瀬戸大也は1分56秒22で4位、萩野公介は1分57秒49で7位で終えた。瀬戸は最後までメダル争いを繰り広げるも、惜しくも逃した。

 今大会では200m個人メドレー、400m個人メドレー、200mバタフライの3種目で出場するも、200m個人メドレー以外は決勝には進めず苦い思いをしていた瀬戸。今大会初の決勝の舞台に上がり、前半は落ち着いたレース展開で、2泳法目の背泳ぎを終えた時点で7番手につけた。

 続く平泳ぎで4人をかわし150mの折り返しでは3番手に浮上した瀬戸だが、スイスのジェレミ・デプランシュに追い上げられ、最後はタッチの勝負に。その結果、僅かに速く壁にたどり着いたデプランシュに軍配が上がり、瀬戸は4位で終えた。1位には中国の汪順、2位にはイギリスのダンカン・スコットが入っている。
 
 この熱戦の模様は海外メディアも注目したようだ。米紙の『The San Diego Union-Tribune』では、以下のように伝えている。

「初めの2種目で決勝を逃した開催国のスター、ダイヤ・セトは再び残念な結果になった。200m個人メドレーでついに決勝進出を決めたが、スイスの銅メダリストとは僅か500分の1秒足りずにメダルを逃した」

 4位で終わった瀬戸だが、レース後は清々しい表情で「今の中で全力を尽くせた」と振り返り、「いい結果を残せずに恩返しができなかったですけど、でもまた次にいい泳ぎができるように努力したい」と早くも次を見据えている。

構成●THE DIGEST編集部

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