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選手村の”洗濯問題”を韓国紙が指摘。「平昌では自由に洗濯できたのに」と自国五輪と比較も【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.30

ベッド、食事、ブーケ、などに続いて洗濯環境にも非難が。(C)Getty Imaes

ベッド、食事、ブーケ、などに続いて洗濯環境にも非難が。(C)Getty Imaes

 開幕直後から様々な問題点が指摘されている東京五輪に、韓国の大手メディアから新たな非難の声が上がっている。

 韓国三大紙の一つである『東亜日報』は、選手村に滞在する海外選手たちのSNS投稿を取り上げつつ「ダンボール製のベッドや天井の低いバスルームなど、東京オリンピック選手村のアスリートから不満が絶えない中、今度は”洗濯物問題”が発生した」と綴った。

 まず紹介したのは7人制ラグビー選手、コーディー・メルフィー(アメリカ)によるTikTokへの投稿。同選手は選手村のランドリールームの様子を動画で公開し「戻ってくるのに5日かかる洗濯物もある」と訴えているという。

 さらに、洗濯物の紛失の不安からバスタブで手洗いしている様子も取り上げ、「だから選手たちがシワシワのユニフォームを着ているのか」といったネットユーザーの反応をピックアップ。同紙は「各方面から選手村の設備の悪さが指摘されている」と伝えた。
 
 その他、バレーのエゴール・クリウカ(ロシア)や、ボート競技のジョシュ・ブガジュスキー(イギリス)によるSNS投稿を引用し、「ランドリーの前で洗濯物を受け取るために長蛇の列ができている」とも。

「洗濯物はバーコードタグで管理されるが、倉庫には洗濯物が溢れかえり、タグの確認にはかなりの時間がかかっている」

 選手村の洗濯環境をこのように説明する同紙は、続けて韓国選手団も被害を被っているとして「韓国の女子ハンドボールチームも洗濯物の紛失に悩まされていた。その際は大韓体育会の職員が洗濯物の倉庫を探して、なんとかユニフォームを見つけた」と綴っている。

 最後には2018年に自国で開催された平昌冬季五輪や、08年の北京五輪を引き合いに出し、「平昌では選手が自由に洗濯できるように、洗濯機や乾燥機がたくさん配備されていた。また、北京では200台の洗濯機と400台の乾燥機があり、毎日10万着以上を洗濯できた」とした。

構成●THE DIGEST編集部

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