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「日本人が柔道を支配した」五輪史上最多の金メダル9個!日本柔道の底力を海外メディアが賞賛【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.31

【東京五輪2020柔道日本金メダリスト】高藤直寿/男子60kg級、阿部一二三/男子66kg級、阿部詩/女子52kg級、大野将平/男子73kg級、永瀬貴規/男子81kg級(上段左から)、新井千鶴/女子70kg級、浜田尚里/女子78kg級、ウルフアロン/男子100kg級、素根輝/女子78kg超級(下段左から)。代表撮影:雑誌協会

 7月30日、日本武道館にて行なわれた東京オリンピック柔道の女子78キロ超級決勝で、素根輝(パーク24)がイダリス・オルティス(キューバ)を下し、五輪初出場で金メダルを獲得した。

 柔道の個人競技を全て終え、日本は柔道で金メダル9つを手にした。これまでは2004年アテネ大会での8つが最多だったため、記録更新となった。9つの金メダル獲得は、五輪柔道史上最多だ。

 この快挙には、世界も衝撃を受けたようだ。

 ポーランドのメディア『Wirtualna Polska』は、「日本人が柔道を支配した」との見出しを打ち、「日本は11個のメダルを手にしており、その内の9つが金だ。柔道競技は日本人のために行なわれているようだ」と、日本の活躍を紹介した。
 
 アメリカの『NBC』も、「この夏、多くの柔道家が東京で学んだ。日本人選手をホームで倒すことは非常に困難であるということを、第1シードのオルティスは身をもって知った」と、素根の勝利と共に、日本人選手のホームでの成績の良さを伝えている。

 また、21歳の素根が3つのメダルを持つ世界ランク1位のオルティスを破ったことについて、クロアチアのテレビ・ラジオ局『HRT』は、「21歳の素根が、経験豊富な31歳のオルティスを驚かせた」と、オルティスの過去の実績を紹介して、素根の快挙を称えた。

 7月31日には今大会からの新種目である「混合団体戦」が行なわれる。個人戦の勢いを駆って、最多金メダル数が更新されることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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