現在開催中の東京五輪女子バレー競技で、１勝２敗のＡ組５位に沈んでいる日本代表。１次リーグ突破へ余裕がない中、７月31日夜に対戦するのは韓国チームだ。

　日本と同様、ブラジルにセットカウント０ー３の完敗を喫しているものの、その後のケニア、ドミニカ戦では勝利を飾っている韓国。現時点で２勝１敗のＡ組３位につけており、決勝リーグ進出を確実にしたい中の一戦には、敵国内でも注目度が高まっているようだ。

　韓国メディア『MK Sports』は、母国チームについて「勝利すれば８強入りの切符を手にできるので、総力戦を繰り広げるだろう」と言及。注目選手には、ドミニカ戦でチーム内最多20得点をマークした主将のキム・ヨンギョンを挙げ、「彼女がどのようなプレーを見せてくれるかで勝敗が分かれる可能性が高い」と分析した。
  　一方、日本チームについては「グループリーグ敗退の危機に追い込まれている」と評すると、もし韓国に敗れた場合は「各グループ４位までに与えられる８強進出の資格確保は容易ではなくなる」と指摘。そのうえで「日本も韓国戦勝利のために渾身の力を尽くしてくるだろう」と出方を予想している。

　また、韓国チームが勝利するためには「長所である高さを最大限に生かすことが肝要」としたうえで、「五輪までに磨いてきた強力なサーブで、日本のレシーブラインを揺るがす必要がある」とコメント。「もし日本に勝てば、８月２日のセルビア戦に軽い気持ちで向かうことができるだろう」と記事を締めくくった。

　試合は19時40分からスタート予定。はたして因縁の日韓戦で勝利を手にするのはどちらになるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部