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「人一倍攻撃を受けてきた僕が先頭に立つ」水谷隼が誹謗中傷問題に改めて言及。「ビックマウスと呼ばれた時代もあったので」【東京五輪】

江國 森(THE DIGEST編集部)

2021.08.02

団体戦の後、改めて誹謗中傷問題について語った水谷。写真:JMPA代表撮影

 8月2日に開催された東京五輪卓球競技の団体戦で、日本の男子チーム(水谷隼、張本智和、丹羽孝希)は1回戦でオーストラリア代表(ヘミング・ヒュー、クリス・ヤン、デーブ・パウエル)と対戦。1ゲームも落とすことなく、3-0で準々決勝進出を果たした。

 丹羽と組んだダブルスとシングルスでともにストレート勝ちを収めた水谷は試合後、SNSによるアスリートへの誹謗中傷問題に言及した。

 伊藤美誠とともに混合ダブルスで日本卓球界に初の金メダルをもたらした水谷は、7月28日に自身のツイッターで"とある国から"心無いコメントが送り付けられてくることを告白。さらに31日にも、SNSのダイレクトメッセージで送られてきた暴言を公開し、「あまりにも悪質な誹謗中傷は全てスクショしていますし、関係各所に連絡を行い然るべき措置を取ります」と綴っていた。

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「僕はビックマウスと呼ばれた時代もありましたし、人一倍攻撃を受けてきたので、他の選手よりも免疫がある。ただ、それを許してしまうといけないと思いますし、結局次のターゲットに移ってしまうので、そこはしっかり対処しなければいけない」

 そう自身の考えを改めて示した32歳。「年齢も上ですし、そういう経験もあるので、できるだけ先頭に立っていきたい」と悪質なSNSユーザーと戦っていく姿勢を強調した。

取材・文●江國 森(THE DIGEST編集部)