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【卓球男子団体戦】日本がドイツとの死闘に敗れ決勝進出ならず…銅メダルをかけ韓国との3位決定戦へ【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.04

ドイツとのライバル対決に死闘の末敗れた日本。銅メダルをかけ韓国との3位決定戦に臨む。(C)Getty Images

 8月4日に行なわれた、東京五輪卓球競技の男子団体戦準決勝。日本(水谷隼、張本智和、丹羽孝希)はドイツ(パトリック・フランツィスカ、ティモ・ボル、ドミトリー・オフチャロフ)とのライバル対決に死闘の末2-3で敗れ、残念ながら2大会連続の決勝進出はならなかった。

 日本はオーダーを1回戦の布陣に戻し、水谷と丹羽をダブルスとして起用。しかしその第1試合、ボル/フランツィスカ ペアの前に、日本のサウスポーコンビは第1ゲームを2-11、第2ゲームも3-11と一方的にやられてしまう。

 だが、ここから水谷/丹羽ペアが底力を発揮する。第3ゲームは11-9で接戦をモノにすると、第4ゲームも11-8と競り合いを制し、崖っぷちから2ゲーム連取で試合を振り出しに。第5ゲームも一時1-5の劣勢から追いついたものの、最後は7-11で惜敗。ゲームカウント2-3で相手に先勝を許したが、混合ダブルス準々決勝のドイツ戦で水谷/伊藤美誠ペアが見せた大逆転劇を思い起こさせる、素晴らしい戦いぶりだった。
 
 迎えた第2試合のエース対決、2人の頑張りに張本が応えてみせる。シングルス銅メダリストのオフチャロフを相手に第1ゲームこそ7-11で落とし、第2ゲームも一時1-6と劣勢に立たされたが、そこから7連続ポイントで一気に逆転し、デュースの末に13-11で勝利。勢いに乗った張本は第3ゲームを11-5で取ると、第4ゲームも11-9で粘る相手を振り切り、ゲームカウント3-1で1勝1敗のタイに戻してみせた。

 続く第3試合は、五輪団体戦のシングルスで3度目の顔合わせとなる水谷とボルの対決に。北京ではボルが、リオでは水谷が勝利し1勝1敗で迎えた2人の対戦は、やはり拮抗した展開となる。しかし水谷は第1ゲームこそ終始リードを保ち11-7で先手を取るも、第2ゲームはデュースの末に11-13で競り負け。第3、4ゲームも粘りを見せたがともに7-11で落とし、勝負は"皇帝"に軍配が上がった。