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「世界一幸せな監督である」井上康生監督が東京五輪を終えて思いを綴る。熱いメッセージに「感銘を受けました」とファン反響【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.05

柔道競技終了後にチームで記念撮影。前列真ん中で笑顔が井上康生監督。代表撮影:雑誌協会

柔道競技終了後にチームで記念撮影。前列真ん中で笑顔が井上康生監督。代表撮影:雑誌協会

 東京五輪での柔道の活躍は目覚ましかった。個人戦では過去最多となる9つの金メダルを獲得。銀メダル、銅メダル各1つに加えて、混合団体でも銀メダルを手にしている。

 男子監督として手腕を発揮してきた井上康生氏は、東京五輪後に任期満了での退任が決まっている。大役を果たして、自身のブログ『柔道家 井上康生』で思いを綴った。

 冒頭では、東京五輪で選手たちと一緒に写っている写真を載せて、応援に感謝の気持ちを伝えた。結果を記した上で、「個人では過去最多の金メダルという結果を残すことができ、非常に嬉しく思っております。ただ、私の心の中では団体も含め、敗れた選手たちも精一杯闘ってくれたところに今大会の価値と意味があったと考えています」と、結果だけでない部分にも目を向けている。

「日本柔道に関わってくださった全ての方々の頑張りの結晶です。このチームで闘えたことを誇りに思いますし、世界一幸せな監督であると思っています」と、選手だけでなく関係者全員について触れた上で、海外の選手やコーチたちにも感謝の気持ちを述べ、最後は大会開催に尽力してくれた人たちへの謝辞で締めくくった。
 
 このブログを告知したツイッターには、1万以上の「いいね」が集まり、「お疲れ様でした」「感動を有難うございました」とのコメントが溢れている。

 他にも、「ひとりひとりの選手に想いを寄せ、時には涙することができる。そんな指導者像に感銘を受けました」「オリンピック選手が決まった時の会見の涙、各選手への気遣い。テレビを通してですが 観ている側も胸が熱くなりました」と、井上氏の人柄について触れているコメントもあった。

 勝った選手と喜ぶだけでなく、負けた選手やスタッフを気づかい、監督として必要と感じた時には前に出る。そんな人柄を多くの人が感じ取っていることがよくわかる。

 強い日本柔道の復活。お疲れ様でした。

構成●THE DIGEST編集部

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