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川井梨紗子がリオに続く連覇!妹・友香子との“姉妹で金メダル”に「こんないい日があっていいのかと」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.05

レスリング女子57キロ級で金メダルを獲得した川井梨紗子。連覇、妹との「姉妹で金メダル」を叶えた。(C)Getty Images

レスリング女子57キロ級で金メダルを獲得した川井梨紗子。連覇、妹との「姉妹で金メダル」を叶えた。(C)Getty Images

 8月5日、東京五輪のレスリングは開幕5日目を迎え、女子57キロ級の決勝に日本の川井梨紗子が登場。ベラルーシのイリーナ・クラチキナに5-0で勝利し、金メダルを獲得した。

 前回のリオ五輪(63キロ級)に続く連覇の偉業。さらに、前日には妹の友香子が62キロ級で優勝しており、レスリング史上初の「姉妹で金メダル」の夢を叶えた。試合後は妹にも言及しつつ、連覇の実感を語った。

「友香子に昨日あんな試合を見せられたらやるしかないと思っていたので、よかったです。プレッシャーもなかったと言えば嘘になりますし、リオの時に比べるとやっぱり1試合1試合重く感じてて、ただ、このプレッシャーが応援になると信じてるので。私はそれを抱えるだけの選手にならなきゃと思ったのでなんとか戦えました」
 
 改めて姉妹での金メダルの感想を問われると、「こんないい日があっていいのかと。このために長い間いろんな想いを抱えて、それでも頑張ってきて。本当にいい日です今日は」と喜びを噛みしめた。

 その後、長年女子レスリングを牽引した吉田沙保里がインタビューで現われると、途端に涙があふれた。「沙保里さんの凄さが改めてわかりました」と語り、大会関係者への感謝を述べた。

「大会を開催するにあたって、大変な状況の中で世界各国から選手が集まってくれて、オリンピックを開催することを決めてくれて、皆さんいろんな想いがある中でボランティアをやってくれたりだとか、リオの時よりもかなり重たく(感じています)」

 レジェンドのあとを継ぎ、連覇、そして「姉妹での金」を達成した川井。その顔は実に晴れやかだった。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】前日に62キロ級を制した妹・川井友香子に続く金メダル!レスリング女子57キロ級で五輪2連覇を達成した川井梨紗子!

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