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「今はすべてに感謝したい」喜友名諒が圧巻の演武で金メダル!“空手発祥”の沖縄に初の栄冠をもたらす【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.06

迫力ある演武で金メダルを勝ち取った喜友名。インタビューで喜びの気持ちを語った。(C)Getty Images

 東京五輪15日目の8月6日、日本武道館にて空手・男子形の決勝が行なわれ、世界選手権3連覇中の喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が28.72点をマーク。27.66点のダミアン・キンテロ(スペイン)を下し、空手発祥の地・沖縄に初の金メダルをもたらした。

 今大会では予選、準決勝ともに唯一の28点台をマークしていた喜友名。迎えた決勝では、得意の「オーハンダイ」を演武し、迫真のパフォーマンスでキンテロを圧倒した。今大会から初採用となった同競技では、日本勢初となる頂点。勝利を決めた喜友名は畳の上に正座し、ゆっくりと頭を下げた。
 
 決勝後のインタビューでは「まず本当にこの舞台に立てていることに感謝をしたい」と話すと、「本当に自分一人ではこの舞台に立つことはできなかった。今はすべてに感謝したい」とコメント。「まずは母親にしっかり優勝したよと伝えたい」と現在の心境を明かしている。

 さらに、栄冠をもたらした地元・沖縄への思いについては「沖縄の子どもたちにも夢をあきらめず、追いかけ続ければ達成できるということを知ってもらえたかなと思う」としたうえで、「大きな目標だったり、希望をもって自分の道に進んでもらいたいなと思う」とメッセージを送った。

構成●THE DIGEST編集部