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「誰かの活力や頑張る源になれたら」旗手を務めた須﨑優衣が金メダル獲得の思いを語る。「さらなる高みを目指したい」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.08

初出場とは思えない圧倒的な強さを見せたレスリング女子50キロ級の須﨑優衣。(C)Getty Images

 8月7日、東京五輪のレスリング女子50キロ級で、日本の須崎優衣が中国の孫亜楠(ソン・アヤン)に10-0のテクニカルフォール勝ち。初出場で悲願の金メダルを獲得した。

 持ち前のスピードを武器に、今大会は決勝を含む全4試合でテクニカルフォール、1ポイントも失わずに頂点に立つ圧倒的な強さだった。

 メダル獲得から一夜明けた記者会見では、「8年間目指してきた東京オリンピックの金メダルを獲得できたんだという実感が少しずつ沸いてきました」と喜びを語った。
 
 今大会では開会式で旗手も務めた須崎は、「私が勇気を持って自分から攻めるレスリングをして金メダルを獲得することで、少しでも多くの方に勇気や感動を与えられるようにと思っていたので、誰かの活力や頑張る源になれたらうれしいです」と、自分らしい攻めるレスリングをすることを強く決意していたからこその圧勝劇だったようだ。

「東京オリンピックという目標があったからこそ、どんな試練も乗り越えてこれた」と言う須崎は、「金メダルを取れた瞬間に、さらなる高みを目指したいと思ったので、身体を休めてから次の目標に向けて頑張ってきたいたいと思います」と、さらなる飛躍を誓った。

 東京五輪のレスリングでは、日本の女子は川井友香子(62キロ級)、川井梨紗子(57キロ級)、向田真優(53キロ級)、須崎優衣(50キロ級)の4人が金メダルに輝き、リオ五輪に続いて日本の強さを示した。

構成●THE DIGEST編集部

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