格闘技・プロレス

新日本で事件勃発!SHOが“相棒”YOHに裏切りのショックアロー「おめえにもう利用価値はねえ! 用済みだ!」

どら増田

2021.08.17

近年のタッグ戦線でも傑出したパフォーマンスを見せてきたYOH(左)とSHO(右)。それだけに今回の裏切りは小さくない波紋を広げている。(C)新日本プロレス

 8月16日、新日本プロレスは後楽園ホールで『SUMMER STRUGGLE 2021』第15戦を開催。

 メインイベントでは、8.7後楽園から激闘が繰り広げられている『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021』公式戦が行なわれ、SHO&YOH(0勝3敗)の「ロッポンギ3K」とデスペラード&金丸(2勝1敗)の「鈴木軍」による因縁の対決が実現した。

 リーグ戦未勝利とスランプに陥っているSHO&YOHは、何かを吹っ切るように奇襲攻撃を仕掛けるが、デスペラード&金丸はラフファイトとインサイドワークに翻弄されてしまう。

 攻勢を強める鈴木軍組に対し、この日も精彩を欠いたYOHが、ウイークポイントである左足に集中攻撃を受け、徐々に守勢に回ったロッポンギ3K組は連携攻撃にも失敗。そして、事件が起きる。

 場外で金丸に捕まっていたSHOは、これを切り抜けてエプロンに上がるも劣勢となっていたYOHを見下ろし、そのまま場外へと去っていったのだ。まさかの裏切りに場内が騒然とするなか、最後はYOHにデスペラードがピンチェ・ロコでトドメをさして3カウントをもぎ取った。

 試合後、盟友を見殺しにしたSHOはリングに戻ると、鈴木軍に「勝利おめでとうございます。どうぞ、お帰りください。勝点2点あげますよ」と言い放つと、いまだ困惑するYOHに決別のショックアローを炸裂。そして「YOHさん、いやYOH! オメー、もう終わりだろ? 引退しろや!」と罵声を浴びせ、一人リングを後にした。
 
 後味の悪い結末となったが、バックステージでSHOは「YOH。おめえにはもう利用価値はねえ。てめえは用済みだ」と改めて決別宣言。2012年に同期入団し、ヤングライオン時代から公私に渡って関係を深めてきた関係に終止符を打った。

 だが、やはり驚きは隠せない。この両雄は、海外への修行から帰国後してからはロッポンギ3Kとして『SJTL 2021』は3連覇や、IWGPジュニアタッグ王座は5回も戴冠するなどタッグ戦線を彩ってきた。

 果たしてロッポンギ3Kはこのまま解散してしまうのか。解散した場合、裏切り行為に出たSHOはCHAOSに残るのかなど、今後の展開を注視したい。

◆新日本プロレス◆
『SUMMER STRUGGLE 2021』
2021年8月16日
東京・後楽園ホール
観衆 380人
▼SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021公式戦(30分1本勝負)
●YOH&SHO【0点】(21分52秒 片エビ固め)エル・デスペラード○&金丸義信【6点】
※ピンチェ・ロコ

文●どら増田
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