専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
モータースポーツ

角田裕毅、尊敬するユベールが眠るスパで後半戦をスタート! F1公式サイトは「一貫性のなさを払拭しようとしている」と注目

THE DIGEST編集部

2021.08.26

角田はこの中断期間で心身ともにリフレッシュできたようだ。(C)Getty Images

角田はこの中断期間で心身ともにリフレッシュできたようだ。(C)Getty Images

 F1は今週末に開幕するベルギー・グランプリで再開。ルーキーシーズンの後半戦を前に、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅が意気込みを語っている。

 チームのプレスリリースでは、まず前半戦を振り返り、「全体的にとても楽しく興味深いもので、驚くことが山ほどあり、開幕前に思っていたこととは全く違っていました」とF1の印象を語るとともに、自身のパフォーマンスについては「アップダウンが激しく、パフォーマンスに一貫性がありませんでした」と厳しく自己評価した。

 一方で、「全体的にはポイントを獲得することができており、アルファタウリがここまで全レースでポイントを獲得している唯一のチームになっていること(※レッドブルの英国GPでの3ポイントはスプリント予選でのもの)にも貢献できているので、とても満足しています。この勢いを、後半戦でもキープしていくことが必要だと思います」と、残した結果に対してはポジティブな見方を示している。
 
 ハンガリーGP後はミルトン・キーンズでシミュレーターでのトレーニングを行ない、次の3戦のコースを分析したという角田は、「その後はイタリアへ戻り、ファエンツァのファクトリー近くの家で過ごしました。しっかり準備を済ませ、休みを満喫することができました」と、英気を養うことができたと明かし、間もなく開幕するベルギーGPに言及した。

「スパ・フランコルシャンには良い思い出があるので、再スタートの場所としては最高です。去年のF2ではフィーチャーレースを制してポールポジションでスタートでき、その前年のF3では、初めて表彰台に上がれました。すごく好きなコースなので楽しみにしているし、F1マシンが(名物コーナーの)オールージュをどのように走り抜けるのか経験できる、興味深いコースの1つでもあると思います」

 ルーキーはまた、自身のSNSでも「夏休み明けの最初のレース、楽しみです!」と意気込みを示したが、ここでは「アントワーヌのために」との一文も添えている。アントワーヌとは、2019年にスパでのF2レースで壮絶な事故死を遂げたフランス人ドライバー、アントワーヌ・ユベールのことで、翌年にはF2の最優秀新人賞に彼の名が冠せられたが、2020年度の受賞者となったのが角田であり、彼は同僚ピエール・ガスリーの大親友でもあったユベールを、自身の尊敬するドライバーに挙げている。
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号