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「心温まる瞬間!」陸上の伴走者が選手にプロポーズ!愛で結ばれた感動シーンに世界が沸く【東京パラ】

THE DIGEST編集部

2021.09.02

陸上選手がガイドランナーと結ばれる感動の瞬間が世界で話題となっている。(C)REUTERS/AFLO

 9月2日に国立競技場で開催された東京パラリンピックの陸上女子200メートル(視覚障がいT11)の予選後に感動の瞬間が訪れた。

 カーボべルデ出身のケウラニドレイア・ペレイラセメドが予選最終組に登場し、今シーズンベスト(33秒04)で走るも、準決勝進出を逃した。世界中で話題となったシーンはこの直後だ。ガイド(伴走者)を務めたマヌエル・アントニオが、突然トラックに片足をひざまずきペレイラセメドの手を取ってなんとプロポーズ。同組でしのぎを削ったライバル選手やガイドが見守る中、ペレイラセメドは驚きながらも「Yes」と快諾したのだ。

 同シーンはパラリンピック公式Twitterで取り上げられると、たちまち拡散。世界中のファンから祝福の声が相次いでいる。各メディアもこぞって取り上げており、ブラジルメディア『UOL』では、「ロマンティックな瞬間だった」と伝え、「ペレイラセメドは指輪をはめると、2人はトラックの真ん中で抱き合った。他の選手らは拍手を送った」と実況した。
 
 また豪メディア『Perth Now』では「心温まる瞬間」と銘打ち、「ブラインドランナーは方向感覚を助けるためにガイドと繋がっている。しかしアスリートは今、ガイドにほれぼれするようなプロポーズを受け、愛で結ばれた」とほっこりエピソードを発信した。

 それぞれの障がいを乗り越え競技する姿にも心を打たれるが、共に世界を戦った者同士が固い絆を結ぶ瞬間は世界中のファンの心をわしづかみしたに違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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