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「苦難の東京から立ち直った」五輪5冠のドレセルを下した瀬戸大也を専門メディアが絶賛!「今季最もエキサイティング」

THE DIGEST編集部

2021.09.13

200m個人メドレーで五輪5冠のドレセルを破った瀬戸。同日の200m平泳ぎでも優勝した。 (C) Getty Images

200m個人メドレーで五輪5冠のドレセルを破った瀬戸。同日の200m平泳ぎでも優勝した。 (C) Getty Images

 母国開催の晴れ舞台で力を出し切れなかった日本競泳界のエースが、本来の輝きを取り戻そうとしている。
 
 イタリア・ナポリで行なわれている競泳短水路の国際水泳リーグ(ISL)第6戦。現地9月11日に、北島康介氏率いる「東京フロッグキングス」の一員として出場する瀬戸大也が、200m個人メドレーを制した。
 
 東京五輪の同種目で銀メダルのダンカン・スコット(英国)や、100m自由形など5冠に輝いたケイレブ・ドレセル(米国)ら実力者が集ったレース。序盤から先行した瀬戸に対し、得意の自由形でドレセルが猛追する展開になるも、最後は瀬戸が100分の2秒差で追い上げをかわした。
 
 水泳専門メディア『Swimming World』は、「今季最もエキサイティングなレースにおいて、ダイヤ・セトがドレセルの追撃を抑えて優勝した」とこの試合を総評。同じ日の200m平泳ぎの優勝にも触れ、「苦難の東京五輪から、立ち直りを続けている」と相次ぐ好調なレースを絶賛した。
 
 母国開催の東京五輪で悲願の金メダルを目指し、3種目に出場した瀬戸。しかし、決勝進出は1種目にとどまり、メダルも逃すという不本意な結果に終わった。あの舞台から1か月余り。元世界王者は3年後のリベンジに向け、順調な再スタートを切っていると言えそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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