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モータースポーツ

「未知の問題に直面」角田裕毅、標高2240m&3連戦への不安を専門メディアが指摘。本人も「タフでトリッキー」と吐露

THE DIGEST編集部

2021.11.05

高地で行なわれるメキシコGPで、角田はどんな走りを見せるのか楽しみだ。(C)Getty Images

高地で行なわれるメキシコGPで、角田はどんな走りを見せるのか楽しみだ。(C)Getty Images

 今週末に開幕するF1第18戦メキシコ・グランプリに向けて、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅が意気込みを語っている。

 前回のアメリカGPでは走行未経験のコースだったにもかかわらず、チームとの好連係により短時間で車を仕上げて予選Q3進出。決勝ではヴァルテリ・ボッタス、キミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソといったトップドライバーを抑え込み、ランス・ストロールに対して2度もオーバーテイクを披露するなど、多くの見せ場を作った末に9位入賞を果たして6戦ぶりにポイントを獲得し、評価を高めることとなった。

 角田自身も、チームの公式サイトを通して、「オースティンでの週末は良いものでした。予選では再びQ3に進め、決勝ではポイントを獲得でき、レースウィーク全体を楽しめました。車を仕上げながらコースに慣れるという忙しいフリー走行(FP)など、全てのセッションで改善を続け、一貫したパフォーマンスを発揮できました。良いペースがあったので、予選に向けて全てをまとめる必要がありました。そして、それは良いステップとなりました」とポジティブに振り返っている。
 
 しかし、今週末からはメキシコGP、さらにはそこからブラジル、カタールと3週連続の開催となるため、「長いフライトと時差ぼけを強いられることもあり、非常にタフなものになると思います。どのコースも僕にとって全く新しいもので、どれもかなりトリッキーに見えます。さらに、ブラジルではスプリント予選があり、これはつまり、FPが少ないことを意味します。再度、セッションごとに進歩することに集中し、プラン通りに進みたいと思います」と、非常に厳しいものになるとの展望を示した。

 そして、メキシコGPが開催されるアウロドローモ・エルマノス・ロドリゲスでのレースについては、「メキシコシティの高度(標高2240mで酸素量は平地の約4分の3)がどんな影響があるのか知りたいです。こういうコンディションで走行したことがないので。ヘルメットを被った状態では、首や腕に負担がかかる他、特に心拍数に影響があるようです。普段は心拍数に問題はありませんが、最近ではメキシコの環境に慣れるため、持久力をつけることを念頭に置いてトレーニングを行なっています」と語り、以下のように続けた。
 

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