グランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯が11月13日に大会2日目を迎え、男子のフリースケーティング(FS)が行なわれ、前日のショートプログラム(SP)で102・58点を叩き出した日本の宇野昌磨が優勝を決めた。
ステファン・ランビエールコーチが見守るなか、宇野は名曲『ボレロ』にのせて演技を披露。第1戦アメリカ大会ではミスが生じた冒頭の4回転ループ、4回転サルコーをきっちり決め、その後の4回転+3回転トゥループの予定は4回転+2回転になったものの、続くトリプルアクセルを着氷。後半に4回転フリップが2回転になり、コンビネーション予定だったジャンプは4回転単独となったが、トリプルアクセル+オイラー+3回転フリップを降りた。
ステップはひとつ取りこぼしがあったが、全体的にまとまった演技を見せ、FS187・57点を獲得。総合290・15点で自己ベストを叩き出し、3年ぶりとなる同大会の優勝を決めた。
前日のSPで演技を終えた後、唯一の100点台を出したにもかかわらず、宇野は「もっと挑戦したい」と意気込んでいた姿た印象的だった。「世界のトップレベルで戦える選手になりたい」「失敗してもいい、成長に繋がる滑りをしたい」と口にし、"その先"を見据えていることは明らかだった。
【動画】宇野昌磨がフリーで着氷した4回転ループ! 美麗な着氷を披露
フリーを終え、優勝を決めてGPファイナル出場が決定した後、宇野はようやく「自分が世界に通用する選手に戻ってこられた。でも、改善点もあるので早く練習したい」と語った。
「若い世代の成長だったり、自分を支えてくれる皆さんの期待だったり、僕が世界一になれる実力を持っていると信じてくれている(ステファン・)ランビエールコーチ、いろんな人たちの期待に応えたいという気持ちがある。そう思えるようになって、調子も偶然上がってきて、今はやったぶんだけ成長できる。こんなに楽しいことはない。それを逃さないように今やれることをやりたい。生活すべてをスケートに向けてやっています」
また、信頼するランビエールコーチからは「君が世界一になるために何が必要か?」と問われ、こう切り返したという。
「僕は、ジャンプと言いました。スケートというのはすべての要素があって成り立つと自覚しているんですが、最近の傾向や活躍する選手の姿を見ると、そう思った。ジャンプを飛ばずに2位、3位に到達することはできるかもしれない。でも、1位はネイサン(・チェン)選手がいる限りは無理。なら、リスクを背負ってでも臨まなければいけないと思っています」
ちなみに、ジャンプに挑むためのフィジカル改善の方法として「これといって何もやっていない。でも、ダイエットしている」という宇野。日々ペットボトル2~3本飲んでいたジュースをお茶に変えたところ2kg減ったといい、「すごく痩せました。あと1キロくらい痩せられたらな。スケートのためというよりも 自分が太っているのが嫌」と話した。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】更なる成長を見せる宇野昌磨!気迫溢れる2021年を厳選ショットで特集!
ステファン・ランビエールコーチが見守るなか、宇野は名曲『ボレロ』にのせて演技を披露。第1戦アメリカ大会ではミスが生じた冒頭の4回転ループ、4回転サルコーをきっちり決め、その後の4回転+3回転トゥループの予定は4回転+2回転になったものの、続くトリプルアクセルを着氷。後半に4回転フリップが2回転になり、コンビネーション予定だったジャンプは4回転単独となったが、トリプルアクセル+オイラー+3回転フリップを降りた。
ステップはひとつ取りこぼしがあったが、全体的にまとまった演技を見せ、FS187・57点を獲得。総合290・15点で自己ベストを叩き出し、3年ぶりとなる同大会の優勝を決めた。
前日のSPで演技を終えた後、唯一の100点台を出したにもかかわらず、宇野は「もっと挑戦したい」と意気込んでいた姿た印象的だった。「世界のトップレベルで戦える選手になりたい」「失敗してもいい、成長に繋がる滑りをしたい」と口にし、"その先"を見据えていることは明らかだった。
【動画】宇野昌磨がフリーで着氷した4回転ループ! 美麗な着氷を披露
フリーを終え、優勝を決めてGPファイナル出場が決定した後、宇野はようやく「自分が世界に通用する選手に戻ってこられた。でも、改善点もあるので早く練習したい」と語った。
「若い世代の成長だったり、自分を支えてくれる皆さんの期待だったり、僕が世界一になれる実力を持っていると信じてくれている(ステファン・)ランビエールコーチ、いろんな人たちの期待に応えたいという気持ちがある。そう思えるようになって、調子も偶然上がってきて、今はやったぶんだけ成長できる。こんなに楽しいことはない。それを逃さないように今やれることをやりたい。生活すべてをスケートに向けてやっています」
また、信頼するランビエールコーチからは「君が世界一になるために何が必要か?」と問われ、こう切り返したという。
「僕は、ジャンプと言いました。スケートというのはすべての要素があって成り立つと自覚しているんですが、最近の傾向や活躍する選手の姿を見ると、そう思った。ジャンプを飛ばずに2位、3位に到達することはできるかもしれない。でも、1位はネイサン(・チェン)選手がいる限りは無理。なら、リスクを背負ってでも臨まなければいけないと思っています」
ちなみに、ジャンプに挑むためのフィジカル改善の方法として「これといって何もやっていない。でも、ダイエットしている」という宇野。日々ペットボトル2~3本飲んでいたジュースをお茶に変えたところ2kg減ったといい、「すごく痩せました。あと1キロくらい痩せられたらな。スケートのためというよりも 自分が太っているのが嫌」と話した。
構成●THE DIGEST編集部
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