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“初の賞金女王”を争う稲見萌寧と古江彩佳、それぞれの勝利条件は?「1696万8474円差」で最終戦の一騎打ちへ

THE DIGEST編集部

2021.11.24

今季最終戦で一騎打ちとなる稲見(左)と古江(右)。どちらが勝っても初の賞金女王だ。(C)Getty Images

今季最終戦で一騎打ちとなる稲見(左)と古江(右)。どちらが勝っても初の賞金女王だ。(C)Getty Images

 新型コロナ禍で2020年、21年シーズンが統合された異例の今季JLPGAツアー。約1年半にわたって繰り広げられた賞金女王争いが、いよいよ今週大会でクライマックスを迎える。

 ともに前週の『大王製紙エリエールレディスオープン』を19位タイでフィニッシュした稲見萌寧と古江彩佳。すでにこのふたりへ絞られている今季の賞金女王争いは、11月25日から4日間にわたって行なわれる最終戦『JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』へもつれ込んだ。

 現時点での賞金差は「1696万8474円」で、首位を走る稲見の優位は揺るがない。最終戦で古江が優勝した場合でも、稲見が“2人までの2位タイ”に食い込めば勝利となる。ただ本人にとって賞金女王を意識するのは「最後の最後」とのことで、「初日からあまり意識はしない」という。
 
 一方、逆転を狙う古江にとって、最低条件は単独2位以上。それでも稲見が単独13位以上なら女王になれないという厳しい状況だ。こちらも最終戦へ向けて「楽しんだあとに結果がついて来てくれればラッキーだな、うれしいなと思って頑張っていきたい」と冷静に力を込めている。

 ともに今季ブレイクを果たしたふたりのレースはどのような結末を迎えるのだろうか。長いシーズンを締めくくる好パフォーマンスに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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