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角田裕毅がレジェンドたちとPK対決!W杯開幕1年前のカタールで開催されたF1が“サッカー色”に染まった

THE DIGEST編集部

2021.11.23

サッカー選手に憧れていた角田。往年の名手たちとのセッションは良い気分転換になったことだろう。(C)Getty Images

 現地時間11月21日、カタールの首都ドーハ郊外のロサイル・インターナショナルサーキットでF1第20戦の決勝が行なわれ、スタンドには多くの観客が入り、大いに盛り上がりを見せた。

 レースの前には、開催国の国歌斉唱が行なわれるが、今回のカタールGPではサッカーの統括機関である国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長がジャン・トッド国際自動車連盟(FIA)会長らと並んで姿を見せ、コース上にサッカーのFIFAワールドカップで優勝国に授与される黄金のトロフィーが登場したことが話題になった。

 これは、同日がW杯開幕のちょうど1年前だということで行なわれた特別なイベントであり、来年の大会をアピールする目的で、同サーキットを多くのサッカー関係者が訪問。デイビッド・ベッカム(イングランド)、アンドレア・ピルロ(イタリア)、ロナウジーニョ(ブラジル)、パトリック・クライファート(オランダ)、サミュエル・エトー(カメルーン)、カフー(ブラジル)、マルセル・デサイー(フランス)、マルコ・マテラッツィ(イタリア)といった、多くの往年の名選手たちがドーハに集った。
 
 また土曜日(20日)の夜には、スターティンググリッド上にピッチが仮設され、サッカー界のレジェンドとF1ドライバーたちによって2つのチームを構成し、PK戦で対決。「チーム・デサイー」はデサイー、ファン・パブロ・アンヘル(コロンビア)、ヤヤ・トゥーレ(コートジボワール)に、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ニック・デ・ブリーズ(メルセデス・リザーブドライバー)で構成された。

 一方の「チーム・カフー」は、カフー、マテラッツィ、ティム・ケイヒル(オーストラリア)に、ヴァルテリ・ボッタス(メルセデス)、ダニール・クビアト(アルピーヌ・リザーブドライバー)、そして角田裕毅(アルファタウリ)という面々。角田のサッカー好きは有名であり(F1ドライバーになっていなかったら「料理人かサッカー選手になりたかった」と発言)、ユベントスのファンで、お気に入りの選手はパウロ・ディバラとクリスチアーノ・ロナウドと明かしている。