現地時間11月27日、アメリカのヒューストンで世界卓球の女子ダブルス３回戦が行なわれ、石川佳純／平野美宇ペア（世界ランク１位）は、前回大会金メダルの孫穎莎／王曼昱ペア（中国・同10位）との大一番に挑んだ。

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　ここまで２戦ともストレート勝利と強さを見せる２人。前日には「失うものは何もないので、全力でぶつかっていきたい」と石川が覚悟を語っていたが、この日は、まさに言葉どおりのプレーを序盤から披露した。サーブとレシーブで相手を翻弄して、11-９で第１ゲームをものにしたのだ。

　ところが、第２、３ゲームは、中国ペアが回転やタイミングの変化を加えてきた攻撃に苦戦して７-11、６-11で落としてしまう。後が無くなった“かすみう”は、絶妙なコンビネーション攻撃で11-６と取り返したが、４-11で最終ゲームを落として敗れ去った。
  　最強ペアを追い詰めたながら４強進出を逃した“かすみう”ペア。試合後のフラッシュインタビューで平野は、「少しでも弱気になってしまったところを中国選手は見逃さなかったので、もう少し強気でいけば良かった」と悔しさを口にした。一方で石川は、「オリンピックより良かったプレーもいっぱいあって、凄く嬉しかった。負けて悔しいですけど、でも成長も自分たち自身感じられた」と振り返った。

　およそ３時間後にはシングルスで五輪女王の陳夢（中国／同１位）との対戦を控える石川。これに「また中国選手になるので、気持ちを切り替えて全力でぶつかっていきたい」と意気込んだ。

構成●THE DIGEST編集部

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