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マラソン・駅伝

箱根駅伝まであと1か月!“2強”青学大&駒大の有力ランナーの現状。ダークホースは?

生島淳

2021.12.02

来月に迫る箱根駅伝。優勝候補はズバリ青学大と駒大の2校のようだ。写真:JMPA

来月に迫る箱根駅伝。優勝候補はズバリ青学大と駒大の2校のようだ。写真:JMPA

 箱根駅伝まで、あと1か月。

 出雲駅伝では東京国際大が優勝。全日本大学駅伝では駒大がわずか8秒差で青山学院大を抑えて優勝したが、さて、本戦ではどんな展開が予想されるだろうか?

 青山学院大の原晋監督がいう。

「順当ならば、ウチと駒澤大学さんの一騎打ちになるでしょう」

 10区間で200km以上に及ぶ過酷なレースでもある箱根駅伝では、ズバリ、選手層の厚さがモノをいう。原監督の見立てでは、7番手から10番手までの力量を分析すると、この2校が際立っているという。

 たしかに青学大のスピードには目をみはるものがある。5000mで13分台のランナーを26人も揃えており、おそらく15番手、20番手のランナーであっても、他校のユニフォームを着れば往路に投入されるのではないか。
 
 11月24日に行なわれた新しい競技会『MARCH対抗戦』では、トップ10に8人を送り込んだ。トップ10に入った選手たちを並べてみると……。

1位 近藤幸太郎(3年) 28分14秒34
3位 若林宏樹 (1年) 28分27秒72
4位 小原響  (2年) 28分28秒97
5位 中村唯翔 (3年) 28分29秒43
6位 飯田貴之 (4年) 28分30秒30
7位 太田蒼生 (1年) 28分32秒17
9位 中倉啓敦 (3年) 28分33秒71
10位 山内健登 (2年) 28分34秒12

 この8人だけではなく、全日本の4区で区間賞を獲得し、箱根では6区での起用が有力視されている高橋勇輝(4年)、そして5区で区間賞を獲得した佐藤一世(2年)、3区で日本人トップだった岸本大紀(3年)はMARCH対抗戦には出場していないし、世田谷246ハーフマラソンで優勝し、評価がうなぎ登りの田中悠登(1年)もいる。

 激しいレギュラー争いが12月に入っても続きそうだが、適材適所を見極めるのが上手い原監督が誰を選ぶのか、目が離せない。
 
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