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格闘技・プロレス

衝撃のKO劇を生んだのは堀口恭司の“隙”? 王者ペティスが語った勝因「ホリグチは余裕を持ち過ぎた」

THE DIGEST編集部

2021.12.05

二冠を目指した堀口(右)を返り討ちにしたペティス(左)。現王者はその勝因を振り返った。(C)Getty Images

二冠を目指した堀口(右)を返り討ちにしたペティス(左)。現王者はその勝因を振り返った。(C)Getty Images

 王者が劣勢を一撃で覆した。

 現地時間12月3日、アメリカ、アンカスビルのモヒガン・サンアリーナで、ベラトール世界バンタム級タイトルマッチが行なわれ、RIZIN同級王座と二冠王を目指した堀口恭司(アメリカントップチーム)は、王者セルジオ・ペティス(アメリカ)に4回KO負けを喫した。
【動画】史上最高のフィニッシュ!? 堀口をKOさせたペティスの衝撃KOシーンをチェック

 雌雄は瞬間的に決した。4回終了間際、距離を取りに行った相手に詰めに行った堀口。しかし、その瞬間にペティスが放った渾身のバックハンドブローを被弾。これが顎にクリーンヒットして大の字でダウンした。

 失神KOとなって担架で運び出された堀口。もっとも、試合は31歳のサムライが優位に立っていた。ベラトールが発表した公式スタッツを見ても、堀口はペティスの80発(ヒット数は19)を大きく上回る130発(ヒット数は73)もの打撃を繰り出し、テイクダウン数も王者がゼロなのに対し、7本も奪っていた。
 
 追い込まれたペティスがイチかバチかとも言える“裏拳”で勝利を手繰り寄せた……かに見えた。しかし、試合後の会見で「俺はゲームプランに従ったんだ」と語った28歳は、勝因を端的に指摘した。

「ホリグチは闘いのなかですごく余裕を見せていたんだ。俺がテイクダウンをされて『クソッタレめ!』って思わず言ったら、平気で笑うぐらいにね。彼は良いテイクダウンとジャブで試合の主導権を握ったことで、余裕を持ち過ぎたのかもしれない。それで少し雑になったんだと思う。俺はそれを活かせたよ」

 ベラトールのスコット・コーカー社長が「とんでもない選手だ」と褒めちぎるように、ハイレベルな闘いを演じた堀口も見事だった。だが、劣勢のなかでも冷静に相手の“隙”を見定め、舞い込んだチャンスを利したペティスのパフォーマンスは、まさに王者のそれだった。

構成●THE DIGEST編集部
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