来年１月２、３日に開催される第98回箱根駅伝。前回大会10位までに入ったシード10校と予選会を突破した10校に加え、予選会で敗退した大学の選手で編成された関東学生連合（オープン参加）の全21チームが、12月10日16名のメンバーエントリーを行なった。

　前回大会王者の駒澤大は、大エースで主将の田澤廉（３年）をはじめ、鈴木芽吹（２年）、唐澤拓海（２年）の３本柱が揃った。また11月の全日本大学駅伝では最終８区でラストの競り合いを制した花尾恭輔（２年）を含む、前回優勝メンバーが６人メンバー入り。

　駒澤大を率いる大八木弘明監督は、このエントリーした16名には「スピード持久力がついた」と自信をみなぎらせ、キーマンは８選手の名を連ねた「２年生」を挙げた。そして「最低でも３位を目指して頑張っていきたい」と意気込んだ。

　出雲駅伝、全日本駅伝で２位ながら選手層が厚く、優勝候補に挙がる青山学院大は主将の飯田貴之（４年）、岸本大紀（３年）、近藤幸太郎（３年）、佐藤一世（２年）など盤石の布陣を敷いた。

「誰一人ブレーキせず、普通に走れば王座奪還が見えてくる」と語った監督の原晋氏は、キーマンは「全員」と、走る選手以外に、その他の部員や女子マネージャー、コーチ・スタッフの皆で戦う姿勢を示した。
  　また出雲駅伝を制した東京国際大は、３年連続で箱根駅伝を出走する芳賀宏太郎（4年）や出雲駅伝２区で好走した佐藤榛紀（１年）がエントリー漏れ。前回大会２位の創価大は、永井大育（４年）や小野寺勇樹（４年）と２人の経験者がメンバーから外れている。

　今月29日には、１区から10区までの区間エントリーが行なわれる。なお往路（２日）、復路（３日）のレース当日に区間登録選手と補欠登録選手の入れ替えは可能で、最大６名まで（１日に変更できる最大人数は４名）を許可している。

構成●THE DIGEST編集部

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