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マラソン・駅伝

【箱根駅伝】ラスト2キロで逆転優勝を飾った駒澤大!前回大会の名場面を一挙振り返り

THE DIGEST編集部

2021.12.10

牽制し合い超スロースタートとなった1区の様子。写真:JMPA

牽制し合い超スロースタートとなった1区の様子。写真:JMPA

 来年1月に開催される第98回箱根駅伝まで、あと23日。駅伝ムードが高まるなか、今年1月に開催された前回大会は、往復2日間、200kmを超える戦いはアンカー10区のラスト2kmで決まる劇的な結末で幕を閉じた。そんな第97回大会の名場面を振り返る。

 テレビ中継の解説陣が「ジョギングより遅い」と驚くほど超スローペースで入った1区。六郷橋の下りでレースは動き、法政大の鎌田航生(現4年)が真っ先に鶴見中継所へと駆け込み、2区へと繋いだ。「花の2区」と呼ばれるエース区間は、東京国際大のイェゴン・ビンセント(現3年)が、前半から積極的に飛ばし1時間5分49秒の区間新を叩き出した。

 3区は東海大の石原翔太郎(現2年)がルーキーらしからぬ快走で、1位で4区へと襷リレー。その34秒差の2位で襷を受けた創価大の嶋津雄大(現4年)は東海大を猛追。5.6km付近でとらえると、一気に首位へ躍り出た。続く5区でも三上雄太(現4年)が区間2位と快走した創価大が、往路初優勝を飾った。
 
 翌日は先頭の創価大から2分21秒後にスタートした駒澤大が、快心のレースを見せた。花崎悠紀(現4年)が57分36秒で箱根の山を駆け下り、3位から2位へと浮上させると、花尾恭輔(現2年)、佃康平(現4年)、山野力(現3年)が安定した走りで繋いだ。

 初の総合優勝がかかっていた創価大は、鶴見中継所をトップで通過。しかし2位・駒澤大が猛追し、ラスト2kmで首位交代。駒澤大がトップで大手町に駆け込み、13年ぶり7回目の総合優勝を果たした。2位・創価大、3位・東洋大、4位・青山学院大、5位・東海大で終えた。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】創価大と攻防を繰り広げ、大逆転で優勝を飾った駒澤大!第97回箱根駅伝を振り返る
 

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