"絶対王者"の不在は、世界中の選手に大きな影響を与えているのかもしれない。
現地時間12月12日から19日まで、スペイン・ウエルバでバドミントン世界選手権が行なわれる。日本からは、混合ダブルスで東京五輪銅メダルの渡辺勇大・東野有紗組らが出場する一方、2連覇中だった男子シングルスの第1シードである桃田賢斗は欠場となった。
世界バドミントン連盟の公式サイトに掲載された記事で、桃田の欠場に触れるとともに大会への意気込みを語ったのは、ケビン・コルドン(グアテマラ)だ。2回戦で日本のエースと対戦する可能性があったサウスポーは、「私のコーチが、モモタは出ないと言っていた。もちろん、それを聞くとより自信が湧いてきた」と、王者の欠場によって起こった心境の変化を明かした。
一方で「正直に言うと、ドローは見ていないし、決して見ることもない。次の試合のことだけを考えている」と、一戦必勝の意識を口にしたコルドン。準決勝まで進んだ東京五輪に続く躍進を虎視眈々と狙った。
東京五輪では、世界59位ながら、桃田を下した韓国の許侊熙(ホ・クァンヒ)を破り、全ての競技を通じて母国史上2つ目のメダルに肉薄した。35歳の先駆者は、国を背負って戦う気概も十分だ。
「ほとんどの子どもたちは、親にラケットを買ってくれるよう頼み、路上や家の中でプレイしている。グアテマラでは、子どもたちがやりたがっているので、バドミントンが人気を集めている。今、私はここにいて、彼らのために世界選手権を戦う」
大会1日目の12日、早速1回戦に挑んだコルドンは、オランダのホーラン・キウィークダリを2-1で下して2回戦進出を決めた。このまま世界制覇に向け、一気に駆け上がれるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
現地時間12月12日から19日まで、スペイン・ウエルバでバドミントン世界選手権が行なわれる。日本からは、混合ダブルスで東京五輪銅メダルの渡辺勇大・東野有紗組らが出場する一方、2連覇中だった男子シングルスの第1シードである桃田賢斗は欠場となった。
世界バドミントン連盟の公式サイトに掲載された記事で、桃田の欠場に触れるとともに大会への意気込みを語ったのは、ケビン・コルドン(グアテマラ)だ。2回戦で日本のエースと対戦する可能性があったサウスポーは、「私のコーチが、モモタは出ないと言っていた。もちろん、それを聞くとより自信が湧いてきた」と、王者の欠場によって起こった心境の変化を明かした。
一方で「正直に言うと、ドローは見ていないし、決して見ることもない。次の試合のことだけを考えている」と、一戦必勝の意識を口にしたコルドン。準決勝まで進んだ東京五輪に続く躍進を虎視眈々と狙った。
東京五輪では、世界59位ながら、桃田を下した韓国の許侊熙(ホ・クァンヒ)を破り、全ての競技を通じて母国史上2つ目のメダルに肉薄した。35歳の先駆者は、国を背負って戦う気概も十分だ。
「ほとんどの子どもたちは、親にラケットを買ってくれるよう頼み、路上や家の中でプレイしている。グアテマラでは、子どもたちがやりたがっているので、バドミントンが人気を集めている。今、私はここにいて、彼らのために世界選手権を戦う」
大会1日目の12日、早速1回戦に挑んだコルドンは、オランダのホーラン・キウィークダリを2-1で下して2回戦進出を決めた。このまま世界制覇に向け、一気に駆け上がれるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部