世界の熱視線を送られた一戦で"モンスター"が圧巻のKO劇を見せた。
12月14日、ボクシングWBA&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(大橋ジム)は、両国国技館で、IBF同級5位アラン・ディパエン(タイ)と対戦。今年6月のマイケル・ダスマリナス戦以来となる防衛戦となったが、危なげなく8回途中TKOで勝利。下馬評通りの一方的な展開で挑戦者を退けた。
前日会見で「期待、想像を超える試合にする」と語っていたチャンプは、言葉通りの凄まじい強さを見せつけた。序盤はガードを固めつつ、鋭いジャブで相手の隙を伺う落ち着いた試合運びを見せた井上は、華麗なステップワークも見せ始めた3ラウンド途中には、渾身のボディーを炸裂。これがクリーンヒットしたディパエンは守勢に回っていった。
4回、5回、6回と粘るディパエンの反攻を受けた井上だったが、終盤に向けて勝負をかける。7回途中にボディーへの攻撃を受けながらもタフに耐えてきた相手に、右のフックを炸裂。これで相手をよろめかせると、8回には左のストレートで初ダウンを奪取。一度はディパエンは立ち上がるも、最後はレフリーがやむを得ずに試合を止めた。
約2年ぶりとなった国内戦で、あらためて唯一無二っぷりを知らしめた"モンスター"。来春の実現が注目されるWBC同級王者ノニト・ドネア、WBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)のどちらかとの統一戦に向け、これ以上ない結果を残した。
構成●THE DIGEST編集部
【井上尚弥PHOTO】22勝19KO無敗の最強王者!世界が恐れる"モンスター"の厳選ギャラリー
12月14日、ボクシングWBA&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(大橋ジム)は、両国国技館で、IBF同級5位アラン・ディパエン(タイ)と対戦。今年6月のマイケル・ダスマリナス戦以来となる防衛戦となったが、危なげなく8回途中TKOで勝利。下馬評通りの一方的な展開で挑戦者を退けた。
前日会見で「期待、想像を超える試合にする」と語っていたチャンプは、言葉通りの凄まじい強さを見せつけた。序盤はガードを固めつつ、鋭いジャブで相手の隙を伺う落ち着いた試合運びを見せた井上は、華麗なステップワークも見せ始めた3ラウンド途中には、渾身のボディーを炸裂。これがクリーンヒットしたディパエンは守勢に回っていった。
4回、5回、6回と粘るディパエンの反攻を受けた井上だったが、終盤に向けて勝負をかける。7回途中にボディーへの攻撃を受けながらもタフに耐えてきた相手に、右のフックを炸裂。これで相手をよろめかせると、8回には左のストレートで初ダウンを奪取。一度はディパエンは立ち上がるも、最後はレフリーがやむを得ずに試合を止めた。
約2年ぶりとなった国内戦で、あらためて唯一無二っぷりを知らしめた"モンスター"。来春の実現が注目されるWBC同級王者ノニト・ドネア、WBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)のどちらかとの統一戦に向け、これ以上ない結果を残した。
構成●THE DIGEST編集部
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