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格闘技・プロレス

UFC戦士マスビダルが“お騒がせYouTuber”に「黙ってろ」。相次ぐ挑発に怒り「クソみたいなボクシングなんかしねぇ」

THE DIGEST編集部

2021.12.20

度重なるジェイク(右)の挑発に、ついにマスビダル(左)が“キレた”。(C)Getty Images

度重なるジェイク(右)の挑発に、ついにマスビダル(左)が“キレた”。(C)Getty Images

 衝撃のKO劇だった。

 現地時間12月18日、アメリカのタンパで、3分8回戦のボクシングマッチが行なわれ、“お騒がせ”YouTuberのジェイク・ポールが、元UFC世界ウェルター級王者タイロン・ウッドリー(ともにアメリカ)に6回失神KO勝ちという鮮烈な白星を掴んだ。

 ふたたびやってのけた。この試合に向けて「これはクソみたいなお遊びじゃない。ぶちのめしてやる」と豪語していたジェイクは、宣言通りに渾身の一発を見舞う。6回にリング中央で元UFC王者ににじり寄った24歳は、一瞬の隙を狙って強烈な右フックを炸裂。これを被弾したウッドリーは瞬間的に失神し、前のめりにバタッと倒れ込んだ。

 今年8月の対戦でウッドリーに判定勝ちを収めていたジェイク。UFC王者からの連勝で自信を深めた彼は、試合後のリングで「俺が強いことは十分に証明出来ただろ」と叫んだ。

「おい、ダナ・ホワイト(UFC社長)! 俺はたったいま5度のUFCチャンピオンをノックアウトしてやったよ。UFC全体に恥をかかせたんだ。さぁ、カマル・ウスマンをよこせ、ネイト・ディアズをよこせ、マクレガーをよこせ、マスビダルをよこせよ! 誰だっていいさ、全員に赤っ恥をかかせてやる」

 度々繰り返してきたUFCへの挑発をまたしても口にしたジェイク。これに即座に反応したのが、“闘犬”ことホルヘ・マスビダルだ。
 
 キャリア50戦35勝(15敗)という戦績を積み重ね、ストリートから成りあがってきたスタイルが人気を博しているマスビダル。今回のジェイクの挑発を見かねた彼は、自身のSNSで「いいか、クソ野郎、よく聞けよ」とアンサーした。

「そもそもお前は俺に払えるだけのカネを十分に持っちゃいないだろ? わかるか? 俺はお前がいくら出せるかを知ってるよ。大口叩いて1試合5000万ドルなんてくだらねぇ嘘をつくんじゃねぇ。あのメイウェザーだって、お前との試合は受けてないだろ。それはお前が大した利益を生めないからだよ」

 さらに「お前のスタッフは路上で余ったチケット配ってるだろ」と指摘したマスビダルは、「俺について教えてやる。俺は大金か世界最強としか闘わないぜ」と宣言。そして、逆に試合を持ち掛けたのである。

「おめぇはそのどちらでもないんだ。わかるか? ただ、ひとつ提案してやる。UFCと1試合だけ契約しろ。きっとダナがカネを出すから。全世界の目の前でお前の顎を砕いてやるよ。本当に俺とやりたいならそうしな。

 漢と漢だ。クソみたいなボクシングなんかしねぇ。じゃないと、お前を脊髄からスラムして残りの人生を車椅子生活にしてやれねぇからな。やりたいなら来な。そうじゃなきゃ黙ってろ!」

 自らの土俵での勝負を持ち掛けたマスビダル。以前にUFCのホワイト社長はジェイクに対して「あっちはクソみたいなサーカス。俺はここでリアルなビジネスというものを構築したんだ」と交わりを拒否していたが、はたして――。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】元UFC王者がまさかの失神! 世界を震撼させたジェイクのKOシーン
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