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ロシアの名将が羽生結弦の“クワドアクセル”成功を全否定!「現在の人間の身体能力では無理」

THE DIGEST編集部

2021.12.22

足首を負傷した羽生が全日本選手権に帰ってくる!果たしてクワドアクセルに挑戦するだろうか?(C)Getty Images

 フィギュアスケート五輪連覇王者の羽生結弦は、かねてより公言していたクワドアクセル(4回転半ジャンプ)を実施するだろうか? 前人未到の挑戦は、ファンはもちろん、フィギュア関係者らも注目している。

 7月のアイスショー『ドリーム・オン・アイス』に出演した際は、「必ず今シーズン4回転半を決めるんだという強い意志はある。しっかりとその決意を持って今シーズンに挑みたい」と意気込んでいたプリンス。

 だが11月に右足首靱帯故障と不運が襲い掛かった。グランプリ(GP)シリーズNHK杯、ロシア杯の2戦を欠場し、北京五輪の選考会を兼ねる全日本選手権ですら出場が危ぶまれていた。それでも日本一の座を争う大一番に間に合わせてきたようだ。
 
 同ニュースは瞬く間に世界中へと広がり、改めてクワドアクセルへの挑戦が話題として挙がっている。露メディア『Sports.ru』によれば、アレクセイ・ヤグディンやエフゲニー・プルシェンコなど多くの選手を育てあげた名将、アレクセイ・ミーシン氏は「クワドアクセルの実施を計画している優秀なスケーターにアドバイスしよう」と口を開き、以下のように考えを述べた。

「現在の人間の身体能力レベルでは、私の生涯の中では誰もクワッドアクセルを成功させることは出来ないと思う」

 高難度のジャンプは難しいと名将は断言するなか、羽生はその予想の上をいくだろうか。男子シングルのショートプログラム(SP)は24日、フリースケーティング(FS)は26日に行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部

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