世界の注目を集める一戦の幕開けが迫っている。
11月7日、WBA・IBF王者の井上尚弥が、ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝で、フィリピン人のWBAスーパー王者ノニト・ドネアと激突する。
勝った方が、文字通り、バンダム級最強の称号を手に出来るこの頂上決戦のゴングを世界中のファンが待っているなか、井上に早くも挑戦状を叩きつけた男がいる。南アフリカ人のWBOバンダム級王者であるゾラニ・テテだ。米ボクシング専門メディア『Boxingscene』が報じている。
テテは、そもそも井上と対戦する可能性のあったファイターだった。というのも、2018年10月のWBSSの初戦でミーシャ・アロイヤンに判定勝ちを収め、4月27日の準決勝でドネアと対戦予定だったが、試合3日前に肩の故障で欠場を余儀なくされていた。そして、大会側でリザーブ登録していたステファン・ヤングにドネアが勝利を収め、決勝に駒を進めていた。
17年11月のタイトルマッチでは、世界戦史上最短の11秒KO勝ちを収めていた実力派のチャンピオンは、今月30日にバーミンガムで行なわれるWBO暫定王者ジョンリル・カシメロとの統一戦を前に自信たっぷりに次のように言い放った。
「イノウエがバンダム級の王になりたければ、俺と対戦する必要がある。それはアイツも分かっているはずだ」
WBSS優勝候補の一角にも挙げられていたテテは、井上とドネアの予想を口にしつつ、さらに挑発的な言葉を繰り返した。
「俺はイノウエがドネアを倒すと思っている。しかし、自分自身を本物の“キング”と呼ぶためには、俺を倒さなければいけないことも、理解しているだろう。俺にも30日にカシメロとの厳しい戦いが待っているが、イノウエとは間違いなく戦う」
現時点でバンダム級最強とも目されている井上が、テテと拳を交わす日はやってくるのか――。いずれにしても、まずは7日に行なわれるWBSS決勝の行方に注目したい。
構成●THE DIGEST編集部
11月7日、WBA・IBF王者の井上尚弥が、ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝で、フィリピン人のWBAスーパー王者ノニト・ドネアと激突する。
勝った方が、文字通り、バンダム級最強の称号を手に出来るこの頂上決戦のゴングを世界中のファンが待っているなか、井上に早くも挑戦状を叩きつけた男がいる。南アフリカ人のWBOバンダム級王者であるゾラニ・テテだ。米ボクシング専門メディア『Boxingscene』が報じている。
テテは、そもそも井上と対戦する可能性のあったファイターだった。というのも、2018年10月のWBSSの初戦でミーシャ・アロイヤンに判定勝ちを収め、4月27日の準決勝でドネアと対戦予定だったが、試合3日前に肩の故障で欠場を余儀なくされていた。そして、大会側でリザーブ登録していたステファン・ヤングにドネアが勝利を収め、決勝に駒を進めていた。
17年11月のタイトルマッチでは、世界戦史上最短の11秒KO勝ちを収めていた実力派のチャンピオンは、今月30日にバーミンガムで行なわれるWBO暫定王者ジョンリル・カシメロとの統一戦を前に自信たっぷりに次のように言い放った。
「イノウエがバンダム級の王になりたければ、俺と対戦する必要がある。それはアイツも分かっているはずだ」
WBSS優勝候補の一角にも挙げられていたテテは、井上とドネアの予想を口にしつつ、さらに挑発的な言葉を繰り返した。
「俺はイノウエがドネアを倒すと思っている。しかし、自分自身を本物の“キング”と呼ぶためには、俺を倒さなければいけないことも、理解しているだろう。俺にも30日にカシメロとの厳しい戦いが待っているが、イノウエとは間違いなく戦う」
現時点でバンダム級最強とも目されている井上が、テテと拳を交わす日はやってくるのか――。いずれにしても、まずは7日に行なわれるWBSS決勝の行方に注目したい。
構成●THE DIGEST編集部