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格闘技・プロレス

“古巣”ノアにIWGP US王者のKENTAがサプライズ登場!「俺も杉浦軍だってこと」と後楽園のファンを熱狂させる

どら増田

2021.12.28

杉浦(右)とガッチリと握手を交わしたKENTA(左)。久々のノアでの闘いに本人も胸を高鳴らせた様子だった。(C)プロレスリング・ノア

杉浦(右)とガッチリと握手を交わしたKENTA(左)。久々のノアでの闘いに本人も胸を高鳴らせた様子だった。(C)プロレスリング・ノア

 12月27日、プロレスリング・ノアは、後楽園ホールで年内最終興行『杉浦軍興行 犬ども全員集合!3』を開催。メインイベントでは杉浦軍の大将、杉浦貴がM'sアライアンスの船木誠勝とシングル初対決が実現した。

 序盤から緊張感溢れるグラウンドの攻防を繰り広げた両軍は、中盤にはオリンピック予選スラムとハイブリッドブラスターを投げ合い、終盤にはエルボーと掌底を打ち合う打撃戦を展開。このアグレッシブな展開には後楽園ホールも熱狂した。

 最後はビンタで船木が崩した杉浦がオリンピック予選スラムを決めて3カウントを奪取。来年の元日に行なわれるゼロワンの後楽園大会にて、自身が保持している世界ヘビー級選手権ベルトを巡って田中将斗の挑戦を受ける男は、年内ラストマッチを勝利で締めくくった。

 試合後、杉浦が船木に座礼をして敬意を示すと、新日本プロレスのIWGP USヘビー級王者であるKENTAが入場テーマ曲に乗って現れ、会場を沸かせる。

 古巣ノアのリングにサプライズで登場したKENTAは、「ノア・ファンのみなさん、KENTAです。おい貴。この忙しい時期によ、お前のために来てやったよ。忙しい中わざわざ来て何が伝えたかったかっていうと、1月1日と1月8日は俺も杉浦軍だってこと」と高らかに宣言。これに杉浦は「杉浦軍のお笑い担当のサクです」と1.8新日本プロレス横浜アリーナ大会でトリオを結成する桜庭和志を呼び込むと、手を合わせて「新日本をぶっ潰してやりましょう、3人で!」と結束した。
 
 この3人は武道館大会では、マサ北宮&稲葉大樹&稲村愛輝と対戦し、横浜アリーナ大会では、鈴木みのる&タイチ&TAKAみちのくの鈴木軍との対戦が決定している。そのなかでKENTAは新日本マットでもバレットクラブではなく、古巣ノアの杉浦軍の一員として闘うのだ。

 バックステージでKENTAは、「おいおい、あんなことしに俺は来たんじゃねえぞ。なんだ最後の?」と不満を漏らす。これに杉浦が「いや、いつもやってるんで」と宥めるが、「いや、知らねえわ。定着してねえよ。みんな知らねえよ。いつものみたいな感じで俺に言われてもわかんないから」と全否定する。

 しかし杉浦は「面白かった?でも、元日、8日と杉浦軍に入るかどうかはわからないけど、杉浦軍として戦ってくれるって宣言してくれて。こんな嬉しいことはないよね」とかなり嬉しいようで、今後の杉浦軍入りも一方的に決めた。バレットクラブとしての一面を持つKENTAは苦笑いを浮かべていたが、杉浦軍に強力な援軍が付いたのは確かだ。

◆プロレスリング・ノア◆
『杉浦軍興行 犬ども全員集合!3』
2021年12月27日
東京・後楽園ホール
観衆 411人
▼シングルマッチ(60分1本勝負)
○杉浦貴(9分51秒 エビ固め)船木誠勝●
※オリンピック予選スラム

文●どら増田

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