専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
モータースポーツ

今季は熾烈な中段争いが実現するか!? 角田裕毅、シューマッハー、マゼピンの同期3人は自信も気合も十分

THE DIGEST編集部

2022.01.11

シューマッハー(左)、角田(中央)、マゼピン(右)が、2シーズン目でどんな走りを見せるか注目だ。(C)Getty Images

シューマッハー(左)、角田(中央)、マゼピン(右)が、2シーズン目でどんな走りを見せるか注目だ。(C)Getty Images

 昨季、F1には3人のルーキーが誕生。角田裕毅はアルファタウリで、ミック・シューマッハーとニキータ・マゼピンはハースで、それぞれ最高峰レースでの1年間を過ごした。

【PHOTO】歴代の名車がずらり!!F1世界選手権で成功を収めたマシンを一挙に紹介!!

 アルファタウリの車が素晴らしいポテンシャルを秘めていたことで、角田は開幕戦バーレーン・グランプリでのいきなりの9位入賞を含めて年間で32ポイントを獲得したのに対し、ハースは2021年での開発を諦めて翌年への準備に注力したことで性能的に他車に大きく劣り、ドイツとロシアのルーキー2人は常に最後尾を走ることを余儀なくされ、ポイントにも手が届くことはなかった。

 とはいえ、各国メディアは全てが角田をナンバーワンルーキーに挙げているわけではなく、一貫性を示し、チームメイトには大きく勝ち越し、ウィリアムズなど他チームを上回るレースを披露することもあったミックを最も称賛するところも少なくない。果たして、この3人がイコールコンディションで走った場合に、どのような結果を残すかは、非常に興味深いところだ。
 
 来る新シーズン、大きくレギュレーションが変わることで、勢力分布の変化も予想される中、アルファタウリが昨季のような好パフォーマンスを発揮するのか、そしてハースが以前のように中段争いに復帰できるかも気になるところだが、角田はF1での2年目については、先日のオンライン会見で以下のように語っている。

「(レギュレーションの変更で)大きく車が変わるので、明確な目標は設定しにくいですが、(昨季最終戦の)アブダビGPのフィーリングで開幕戦を終えられればと思います。レース勘のような部分も含め、ベストな状態で開幕を迎えられるように、オフの間も頑張っていきたいです。(新シーズンは)もうルーキーイヤーではないので、言い訳は通じません。結果を求め、毎戦、死に物狂いで戦い、車のポテンシャルを最大限に引き出していきたいです」

 一方、2020年のF2では角田、マゼピンを抑えて王者に輝いたミックは、苦しく、そして屈辱とも言える1年を過ごしたが、「皇帝2世」は前向きな気持ちを失うことなく、現在も自身のルーキーイヤーをポジティブに捉えている(英国のF1専門メディア『MOTORSPORT WEEK』より)。

「目標のひとつはポイント獲得で、これは達成できなかった。しかし、非常に成功したシーズンであり、我々が持っていたものを全て引き出すことができたと思う。個人的には、最も学ぶことができたのは、タイヤについてだろう」
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号