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モータースポーツ

2年目のF1に気合十分の角田裕毅!トスト代表は1年目の過ちを「正常」と強調、ガスリーは「信じている」と信頼示す

THE DIGEST編集部

2022.01.10

様々な経験を経て成長した角田の2年目が楽しみだ。(C)Getty Images

様々な経験を経て成長した角田の2年目が楽しみだ。(C)Getty Images

 昨季、F1でのルーキーイヤーを過ごした角田裕毅。開幕戦バーレーン・グランプリでいきなり9位入賞、最終戦アブダビGPでは自己最高の4位と、最初と最後は満足のいくものとなったが、その間には激しいアップダウンがあった。

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 角田は1月7日に行なわれたオンラインでの会見で、「ひと言でいえば、学びのシーズンだったと思います」と最高峰レースでの初年度を表現し、「良いこともありましたが、苦戦することが多かった中で、葛藤しながら、学ぶことが多かったです」と振り返っている。

 シーズン前の合同テスト、開幕戦でうまくいったことで「F1を少し甘く見るようになり、自信を持ち過ぎてしまいました」というルーキーは、しかし「2戦目(エミリア・ロマーニャGP)で大きなミス(各セッションでスピンやクラッシュ)を犯したことで崩れ始め、クラッシュも重なったりして、自信が失われていきました。負のスパイラルに陥ってしまいました」と明かす。
 
 その後、クラッシュを避けるためにペースを落とし、地味なレースが続いた後、トルコGPでシャシーを変えたことで状況が良化し、サンパウロGPで自信を取り戻したという角田は、この1年を「キャリアの中で一番大変だった」と告白し、2年目となる今季については、「もう、言い訳は通じません。結果を求めて毎戦、死に物狂いで戦っていきたいと思います」と、飛躍を誓った。

 1年目を「学びの年」と語り、チームメイトのピエール・ガスリーや他のベテランドライバーたちの仕事に対する姿勢から感銘を受け、「全てのことが収穫になった」という角田について、アルファタウリのフランツ・トスト代表は「成長した」と、若き日本人ドライバーの1年をポジティブに評価している(英国のモータースポーツ専門メディア『THE RACE』より)。

 そして彼は改めて、F1が初心者にとっては非常に難しいものであることを強調し、「ユウキの1年は、ルーキーのシーズンがどのように進行するかを示す最適な例となった」とコメント。そして、「彼に何が起こったかは、簡単に説明できる」として、以下のように続けた。
 

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