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モータースポーツ

フェルスタッペンの偉大さを英メディアが「歴代王者」との類似点から指摘!宿敵から盗むべき特徴とは!?

THE DIGEST編集部

2022.01.24

昨シーズンにF1の頂点に立ったフェルスタッペン(中央)。その能力は、セナ(左)やプロスト(右)とも類似するという。(C)Getty Images

昨シーズンにF1の頂点に立ったフェルスタッペン(中央)。その能力は、セナ(左)やプロスト(右)とも類似するという。(C)Getty Images

 史上最年少17歳でのF1参戦から7年目の昨季、ついに世界の頂点に立ったレッドブルのマックス・フェルスタッペン。歴代34人目の王者となった24歳は、ここからどれだけ勝利数、タイトル数を伸ばしていくのかが注目、そして期待されている。

【関連動画】2021年の最終戦!新王者が誕生したフェルスタッペンとハミルトンの“壮絶ラストバトル“をチェック!

 そのドライビングの能力は天性のものであり、少しばかり車の調子が悪くてもポテンシャル以上のものを引き出して良い結果を残せるところは、歴代のチャンピオンドライバーたちと共通する部分であるが、英国のモータースポーツ専門メディア『THE RACE』は、このオランダ人の特徴が、同時代に激しく争ったスーパースター2人に似ているという。

 同メディアが挙げたのは、アラン・プロストとアイルトン・セナ。ともに速いという点では共通しながらも、特徴としては正反対の部分を持ち合わせていた。フェルスタッペンについては、セナにより類似していると見られており、驚くほどのスピードを誇り、力強く、限界まで、あるいは限界を超えたところまで突き詰め、そして最後に必ず勝つという、ある意味、超自然的な能力を持っているという点が共通しているという。
 
 しかし、フェルスタッペンには別の面もあり、F1デビューを果たしたチームであるトロロッソでは、ひたすらタイヤへの理解を深めることに全力を傾け、レッドブルでは長くタイヤをもたせて、戦略の幅を広げることも可能にしている。これは、プロストが最も得意としていたことである。そして、この「プロフェッサー」と呼ばれたフランス人には「一貫性」という特徴もあり、これもフェルスタッペンに含まれる強みのひとつだ。

 その圧倒的な能力が、メカニカルな問題を覆い隠してしまい、開発において問題を引き起こしてしまうことすらあるというオランダの天才は、タイトルを1つ獲得したばかりの現在すでに、ファン・マヌエル・ファンジオ、スターリング・モス、ジム・クラーク、ジャッキー・スチュワート、ニキ・ラウダ、プロスト、セナ、ミハエル・シューマッハー、そしてルイス・ハミルトンといった偉大な王者の系譜に名を連ねるとともに、F1史上最高のドライバーとなるための軌道に乗っていると、同メディアは綴っている。
 

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