F1チームのアルファタウリは1月25日、イタリア・イモラで今年最初のプライベートテストを実施。3日間予定されている今回のテストの中では、初日と2日目の午前までピエール・ガスリーが走行を担当し、以降は角田裕毅がシートに収まることとなる。
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初日のテストについて、アルファタウリは公式SNSでガスリーが駆るAT01(2020年型マシン)の走行中の写真を公開するとともに、「クモの巣払い」と今季の始動であることを表現し、「ガスリーがAT01で、イモラでの周回を重ねた」と伝えた。
新車での走行が可能な2月23日~25日に行なわれる最初の合同テスト(バルセロナのカタロニア・サーキット)に先駆けてのこのプライベートテストでは、2年落ちのマシンが使用され、タイヤも新レギュレーション下での18インチではなく、従来の13インチのものを履いての走行ということで、ウインターブレイクを経て本格的な準備に臨む前に、ドライビングの感覚を取り戻すための「肩慣らし」的な意味合いのものだと、イタリアのモータースポーツ専門メディア『MOTORIONLINE』などは報じている。
最初の走行を済ませたガスリーは今冬、アメリカのマイアミで多くの時間を過ごしたようで、自身のSNSでは様々なトレーニングを行なう様子が投稿されており、フィジカル面での準備はいっさい怠っていないようだ。
昨季について、「ルーキーのユウキがチームメイトになり、自分がマシン開発でより大きな責任を背負うことで、多くのことを学べた。車のセットアップの能力や車から最大限の力を引き出すという点で成長することができたと思う」(F1公式サイト『F1.com』より)として自身のベストシーズンだったと認めるガスリーについては、チーム代表のフランツ・トストも賛辞を贈り、新シーズンに向けて大きな期待を寄せる。
「ピエールは一昨季以降、素晴らしく改善された。彼には本当に満足している。さらに重要なのは、彼がまだ成長の途中にあるということだ。新レギュレーションが施行される今季も、チームがうまくやって再びポテンシャルの高い車を用意できれば、彼はコンスタントにトップ6、7につけることができるだろう」
昨季は2年連続の優勝は果たせなかったものの、自己最高の110ポイントを獲得してドライバーズランキングで9位につけた25歳は、20220年でアルファタウリとの契約満了を迎える。すでにF1でのキャリアも6年目に突入し、次なるステップアップを狙っているのは間違いないだろう。それは、チャンピオンシップを狙う環境に身を置くことだ。
「僕はチャンピオンシップを9位でフィニッシュしたが、上の8人は全て上位4チーム(レッドブル、メルセデス、フェラーリ、マクラーレン)のドライバーだ。だからこそ、それらのチームのシートが空いた場合、自分が一番の選択肢であるということを示すことが大事だ」
2019年にわずか半年で見限られる(トロロッソに降格)という屈辱を味わったレッドブルでの再挑戦も大きな選択肢のひとつだという彼は、「次の契約はキャリアの重要なステップ」になると捉え、そこで有利な条件を引き出すためにも、今季のさらなる飛躍に並々ならぬ熱意を示している。今回の初走行がその良き一歩となっただろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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「僕はチャンピオンシップを9位でフィニッシュしたが、上の8人は全て上位4チーム(レッドブル、メルセデス、フェラーリ、マクラーレン)のドライバーだ。だからこそ、それらのチームのシートが空いた場合、自分が一番の選択肢であるということを示すことが大事だ」
2019年にわずか半年で見限られる(トロロッソに降格)という屈辱を味わったレッドブルでの再挑戦も大きな選択肢のひとつだという彼は、「次の契約はキャリアの重要なステップ」になると捉え、そこで有利な条件を引き出すためにも、今季のさらなる飛躍に並々ならぬ熱意を示している。今回の初走行がその良き一歩となっただろうか。
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